彼は幼馴染。初恋で憧れの人、ずっと好きだった。
私は幼い頃から人一倍、自己否定の気持ちが強くて対人スキルが低かった。理由は、両親や周りの愛情は全てにおいて優秀な兄と、才色兼備な姉に向けられていたから。そんな私を一喝し、生きる勇気と希望を
与えてくれたのが彼だった。底抜けに明るくポジティブな性格になれたのは彼のお陰だ。
時は経ち……彼とは幼馴染以上の関係にはならず。その上、彼は他の女性を愛していた。けれども互いの家柄上その女性と結婚する事は出来ない。その女性は関東一円を率いる極道、極楽寺組の組長の一人娘だったからだ。英国貴族の血を引く彼は、世界にその名を轟かせる『エスポワール』グループの三兄弟の内の次男。
家柄の様々なしがらみに嫌気が差した彼は反発の末家を飛び出し、小説家として成功する。ただただ溺愛されていた末息子は俳優の道を進み、長男がその家を継ぐ筈だった。だが、とある国のプリンセスに一目惚れをされた長男はその国に婿入りをする事になり、次男である彼に跡継ぎへと白羽の矢が……。早速見合い話が舞い込み、恋人とも離れ難く思い悩む彼に、私がプロポーズしたのだ。私の家柄だけは、彼の役に立つと思ったから。例え、私自身には何の価値がなくても。そう、噂の『契約結婚』というやつだ。私の家柄は、代々政治家。兼、塔本グループの代表取締役でもあったから。これって、巷で人気の恋愛小説や漫画の展開みたいじゃない?
さて、先ずは売れっ子作家という仕事柄……不摂生から血糖値が高くなってしまった彼に、美味しくて体に良い低糖質の食生活から始めていきますか! まぁ、彼……別邸の彼女と過ごす事が多くて……彼女の立ち場上外泊は出来ないのだけど。帰宅は夜遅いし、あんまり本宅には帰って来ないんだけどね。ほら、もう割り切って……かの『ポンパドール夫人』みたいになろうかな、て思うの。
※薄っすらァンタジー要素有り
※エブリスタにも投稿そています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 23:00:00
114141文字
会話率:44%
土志田勇は相模原市郊外の川尻の生まれで広い土地を持ちキノコやタケノコ
、山菜を採り、大きな畑をもち、近くの人にも畑を貸して、食糧難の時代にも
食べるものに困らず、また近くの川であゆ、やまめなどをとり、比較的
裕福に育った。米山種子は八王子郊
外で、両親は大手化粧品会社の社員で
共働きの家庭で、一人っ子として1953年3月11日に生まれた。
米山種子は近くの信用金庫に就職したが、計算が合わない日は、遅くまで
何度も検算して帰が遅くなる母母の大手化粧品会社でセールスレディを
始めた。母の仕事ぶりを見ていて、愛想が良くて、可愛い顔でも注文を
しっかり取れ、セールス実績を上げていった。
一方の土志田は、卒業後、日本電信電話公社に採用され、八王子の種子
の家から近い電電公社の事務所に通い始めた。仕事が早く終わったときは、
種子の家に寄って、夕食をご馳走になったりして、種子の両親も土志田の
性格を知り、仲良くなった。土志田恒夫は、既に、日本株をして、小金を
貯めていた。それを見て、土志田勇が父の恒夫に日本株で儲けたいと言うと
、着実に儲けるには、日本の代表的な株の売買が良いだろうと言い、
ソニー、トヨタ株を奨めた。勇は、その通り、ソニーとトヨタの株価を注視
し、安いと思うと買い始めた。土志田勇と種子は結婚して、2子を授かった。
その後、腎臓の弱かった、種子の父、米山建男が人工透析を始めた。その後、
土志田恒夫の優しさで、2家族仲良くなり、米山建男の死後も、面倒を見た。
その後、旅行したりして、人生を楽しんだ。この後は・・・、是非ご覧下さい。
なお、この作品はアルファポリスに、重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 10:33:18
36503文字
会話率:1%
安田達夫の祖父は関東大震災、昭和大恐慌の時も高利貸をして
富裕層から屋敷や、お宝を、せしめ、私腹を肥やした。戦後
の闇市でも金に物を言わせ悪ガキ達を集め田舎の百姓から食物
を盗んだり漁村で魚を買いたたいて闇市で売って大儲けをした、
いわゆる
闇市成金で世間の嫌われ者だった。
多くの月日が流れ、孫の安田達夫を可愛がった。しかし算数
だけは、しっかり習わせ、ソロバンと暗算は徹底的に教え込み
、全国珠算連盟3段の免状を取らせ、その後、三井銀行に入行。
新しい仕事を任され大金を作り、早期退職し、レストラン経営
に首を突っ込み自分の子供達も巻き込み大活躍するストーリー。
(アルファポリスとツギクルに重複投稿しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 13:55:51
80893文字
会話率:29%