「アリーナ・アカトフ伯爵令嬢」
今夜は王太子殿下の婚約者選びの夜会だったはずよね? なぜわたしの名前が連呼されてるの?! 固まったわたしの前に差し出されたのは、白い手袋に包まれた大きな手。見上げればそこにいたのは、我がカーティス王国が誇る
美貌の王太子レオニード殿下。
でも殿下のお隣には今の今まで、お妃筆頭候補の顔よし、性格良し、スタイル良し、家柄よしのバランコフ公爵令嬢リュドミラ様がいたじゃない! なぜわたしなの?!
見初められたわけでもなく、秘密の恋人だったわけでもない。まさかの籤引きで王太子の婚約者(未来の王太子妃?!)の座を引き当ててしまった伯爵令嬢の恋の話。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 08:24:37
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会話率:51%