生きていれば、殺したいくらいに憎い相手の一人や二人、誰だってできるものだろう。だが、いくら憎いから――あるいは嫌いだから――といって、実際にその相手を殺す者は稀だろう。
そこで、僕は校内に流れている噂話『藁人形の呪い』を思い出した。
丑三つ時。殺したい人間の顔写真を藁人形に貼り、それをA神社の境内に生えている大木に五寸釘で打ち込む。すると、写真の相手は呪いによって死を遂げる――。
馬鹿馬鹿しいと思いつつも、数日後にはA神社へと向かっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 18:06:42
8789文字
会話率:39%
ある日、僕とリョウくんは誘拐され、山奥の小屋に閉じ込められた。僕はなんとか小屋を脱出して助けを呼びに行った。猟師たちと小屋に戻ってきた僕だったが……遅かった。リョウくんは殺されていた。だけど、リョウくんの幽霊が僕の前に現れた――。
最終更新:2021-03-21 18:06:44
4141文字
会話率:43%
ニートの俺はある日、喫茶店にて初恋の相手――佐藤さんと遭遇した。
最終更新:2021-01-21 23:09:41
4412文字
会話率:46%
僕たち三人はいつも一緒だった。彼女と彼が幸せになることが僕の喜び。過去の幸福は、失ったものは全て取り戻せると信じていた。その時までは。
最終更新:2015-01-12 17:45:10
1789文字
会話率:32%