およそ10万人がナノ化処置の暴走で結晶化した霞が関ナノハザードから半世紀。
結晶状態から奇跡的に回復した男は、リハビリを受けつつ、社会復帰のために工場で働く。工場には、日々、何十体もの古いロボットが各地の倉庫から運ばれてきて、パーツを交
換して再び倉庫にしまわれる。
元役人だった男は、何万ものロボットが使用されず死蔵されていることに不満があった。
だが、ロボットが使われないことには、理由があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 12:17:22
3878文字
会話率:4%
2052年、ナノハザードにより東京の街は蝕まれ、社会は崩壊した。
その荒廃した街に未だ住む『わたし』――白姫雪(しらきゆき)は、ある兄妹に出会い、最愛の人の最後の言葉に気付かされる。
これは彼らが見、器械によって読み取られた、ある環
境においての意識。想い。記憶。
つまり、『わたし』の記録。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 23:00:00
18564文字
会話率:17%
22世紀、人類は銀河系の隅々にまで進出していた。その過程で様々な問題が起き、それらのなかには大量の犠牲を出すものさえあった。
これは、とある近年未知の核融合資源を手に入れたことによって注目を集めている辺境惑星を襲ったハザードを描いた物語であ
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-06 17:16:47
3213文字
会話率:9%