ラノベ好きの大学生、或斗<アルト>はある日、友人から勧められた異世界転生/転移系のラノベを読んでいる時に、偶然落ちて来た隕石にぶつかってしまう。
彼が気付けばそこは今まさに読んでいたラノベの世界で、なぜか自分は主人公の勇者ではなく、冒頭に
てその勇者の村を襲い、チートスキルによって瞬殺されるいわゆる〝かませ犬〟的なドラゴンに転生していた。
「このシーン知ってるぞ……というかまた死ぬのは嫌なんだが!?」
或斗は竜族だけが使えるチートスキル【竜言語魔法】で思わず反撃してしまい、結果――
「あああああ! 勇者死んじゃった!?」
勇者を倒したおかげで因果を乗り越えた存在と認定された或斗は謎の女神から、勇者が死んだせいでハッピーエンドから外れてしまったこの世界を元に戻すように依頼される。
「ちゃんとこの世界を導いてよね~。しくよろ~」
こうして世界の運命を託された? 或斗は人化して人のフリをしつつ、属性の力を他者に付与できるもう一つのチートスキル【属性付与】で、原作では未登場のヒロインやバッドエンドルートに入ったヒロイン達を強化、仲間にしていく。
しかし或斗はまだ気付いていない。
勇者死んだ影響で世界が一転、ストレスフリーで俺TUEEE無双のハッピーエンドな世界から、超ウルトラハードモード(ダークファンタジーを添えて)なバッドエンドな世界へと変貌を遂げつつあることを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 12:00:00
40444文字
会話率:44%
<異世界転生したソムリエが無双しつつ異世界ワイン事情に革命を起こす!>
御堂桐夜<みどう きりや>は、小さなワインバーを営むソムリエだった。しかし、ワインセラーの中に居る時に地震が起こり、セラーが倒壊してしまう。
しかし彼が次に目覚めた
時――そこは異世界であり、しかも下級貴族のどうしようもない放蕩息子キリヤに転生していた。
ろくでもない生き方をしてきたキリヤが成人した際に出来る仕事は、誰もやりたがらない最悪の仕事――王宮の毒見役しかなかった。
大陸一の覇権国家だけあり、国の内外問わず暗殺・毒殺の標的にされている王女ロゼ。その専属毒見役になったキリヤは、タダでワインが飲めるならいいかと楽観視していたが――いきなり毒入りワインを飲んでしまう。しかしその時、彼のスキルが発現。
毒を無効化し、代わりにその毒に応じた別のスキルが発現するそのスキルの名は――<変毒為薬>。
王女が毒殺されそうになるたびにスキルが発現し強くなり、暗殺すらも自力で防いでしまうキリヤの名声は次第に王宮内でも高まっていき、ついに彼はロゼ専属の騎士に選ばれることになった。
順風満帆な異世界生活を送るキリヤだったが、一つだけ悩みがあった。
「この世界のワインは不味すぎる……もっと美味しいワインを飲みたい」
キリヤは美味しいワインを飲みたい一心に、王家御用達のブドウ農家やワイン職人らと交流を重ねながら、最高のワイン造りに精を出すことに。
やがてそれは、この異世界のワイン業界を震撼させることになる。
これは異世界でワイン造りと王女の毒見役兼騎士に励む、とあるソムリエの物語である。
*中で語られるワインのうんちくや用語についてはフィクションを混ぜています。それを含めてお楽しみいただければ幸いです
*ワイン警察様はそっとブラバしてください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 12:00:00
52112文字
会話率:50%
【絶対不敗の裏ボス、貴族令嬢に転生す――〝その闘争、あたしが請け負うぜ〟】
【あらすじ】
とあるVRMMOで、実装されるも凶悪なステータスとスキルのせいで、サービス終了まで一度も倒されることのなかった絶対不敗の裏ボス――【赤の女王】
「あ
あ、このまま終わりだなんてつまらねえ。あたしは何の為に生まれてきた!」
そう嘆いた彼女に、神の声が届く。
『ならば――その生の意味を示せ』
サービス終了と同時に彼女は気付けば異世界のとある没落貴族の娘に転生し、スカーレットと名付けられた。
しかし十五歳の時に、自身と執事、そしてメイド以外の家族が全員死んでしまう。
「いやあ、困った困った。どうすっか」
「お嬢様の類い希なる戦闘能力、使わねば損でしょう」
「なるほど……じゃあ戦闘代行屋でも始めるか」
こうして若くして家督を継いだスカーレットは家を売り払い、大陸の火薬庫ともいわれる争いが絶えない地域にある戦闘都市ジンドにて、〝戦闘代行屋〟という仕事を始めたのだった。
迷い込むは、様々な依頼。魔物討伐から要人暗殺、決闘代理まで、様々な依頼をスカーレットはその圧倒的力で堂々と真正面から粉砕していくのだった。
そうしていつしか彼女の下には、戦わないことは死ぬ事よりも辛いというバトルジャンキー達が集ってくる。
これは、のちに大陸最強と謳われ、各地の戦争や争いを蹂躙したという戦闘代行屋〝赤翼〟を率いた、とある貴族令嬢の物語である。
*他所にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 12:00:00
17658文字
会話率:51%