聖堂騎士を目指してみたけれど、ひょんなことからクビになってしまった落第騎士:ネロの人生は転落の一途を辿っていた。
汚れ仕事とワイン密造で糊口をしのぐネロは、ある春の日、荒れ果てた遺跡の丘で美少女(?):メルロを拾う。
降ってわいた幸運。
天使のようなメルロとの出会いに、おバカな男のハートといけないファンタジーが炸裂する。
けれども、実は――メルロは人間ではなかったのです。
注意・このお話は、自作:「燦然のソウルスピナ」の外伝にあたります。
独立して楽しむこともできるよう構築してありますが、本編のネタバレを微量に含んでおります。完全に白紙の状態で「燦然のソウルスピナ」をご覧になりたい方は、先に本編をお読みいただいたほうが、よいかもしれません。
また、作中で語られる知識、特にワインに関するものは、現代のものから遡って記述されており、あくまで、ワインと物語を楽しんでいただくための入口としてのものです。精度はともかく、時代考証を求められましても、お応えできません。
中世や、そこに倣ったファンタジー世界で本来醸されるソレとは、完全にまったく別種であることを、明記しておきます。
誤用・混同のなきよう、お願いいたします。
特に、飲食店や他の作品の批評などに用いられますと、必ず、大恥をかくことになるかと存じます。極めて注意、です。
※トビスケとまほその個人運営ブログである 自走式空想会社・クルーシブル において「ムーンシャイン・ロマンス:先行版」が掲載されています(http://crucrucible.blog.shinobi.jp/先行版と「小説家になろう版」では一部表現が変更されている箇所が存在します)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-08 20:00:31
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