俺、黒曜バンは吸血鬼に父さんを殺された。俺自身も配下の吸血鬼少女に噛まれて吸血鬼化してしまう。だけど、対吸血鬼組織「機関」に助けられ、体は吸血鬼、脳は人間の半吸血鬼となった。一度は終わった人生。二度目の人生は父さんを殺した吸血鬼・真祖への復
讐を誓う。人間じゃないと地下に閉じ込められた俺は5年間そこで鍛錬し、吸血鬼を殺す能力を得たことでやっと任務を得る。それは吸血鬼化した体を人間に戻すこと。そのために吸血鬼が人間社会に隠れ住む知恵を教える学園に潜入し、自分を噛んだ主の吸血鬼少女を見つけて殺さなきゃならない。
吸血鬼の学園に編入した俺はさっそく俺を噛んだらしき主・姫里ココを見つける。なぜ分かるか? それは胸が高鳴るから。馬鹿げているが、主を見つける方法は恋愛感情なのだ。でも、恥ずかしながら俺はこれが初恋で、それが初恋か半信半疑だった。そんな時、俺の目の前に女吸血鬼・羽鳥エルゼが現れる。俺を噛んだ相手は一人だけのはず。なのに、なぜか俺の胸はエルゼにもドキドキしていた。
二人の少女に恋をした。つまり、片方は偽の恋、片方は本物。いや、俺以外全員人外の学園での初恋は単なる魅了だと思いたい。機関への報告を保留にした俺は、ココとエルゼ、どちらが本当の主なのか知るために吸血鬼の学園生活を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 07:00:00
152432文字
会話率:43%
※日間ランキング(ヒューマンドラマ)7位! ありがとうございます!(2021/1/4)
岡崎大悟は売れないラノベ作家。ラノベだけでは食べていけず、アルバイトでどうにか生計を立てる日々だっただが、一本筋の通った熱い魂を持つ作家だった。
し
かし、ゼロ年代ラノベブームの空気を未だに引きずる彼は、売れない期間が長く続き、編集者から戦力外通告をされてしまう。
そんな時に大悟が再会したのが、同級生の五月姫乃だった。売れっ子同人漫画家となっていた彼女は、商業デビューを目指していたが、面白い話が作れず悩んでいた。
そこで姫乃は、「なろう系」に席巻されるラノベなんか捨てて、自分とコンビを組んで漫画家になろう、と大悟を誘う。
だが大悟は「なろう系」をバカにする姫乃に反論し、自分が「なろう系」をリスペクトしていることと、その理由を語る。
大悟の話を聞いて考えを改めた姫乃は、ますます熱心に大悟を誘い、大悟もその熱意にほだされ、コンビを組むことを決める。
その後も二人は、
「マイナーなラノベは売れないという現実に苦しんだこと」
「それでもライトノベルの可能性を信じていること」
「大学時代の決定的なすれ違い」
などといった「過去」を振り返りながら、互いに励まし合って「未来」へと進んでいく。
だが、夢の実現まであと一歩というところで、姫乃は大悟に対して究極の問いを投げかける。
その問いに対する、大悟の答えは……
……一方その頃の出版社では、大悟の不在に端を発して、空前のドタバタコメディが繰り広げられていた。
※ざまぁがありますが、あくまでコメディとして、多くの方が楽しめるよう配慮しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 21:10:47
55417文字
会話率:59%
湖緒音町。
中部地方の忘れられた一画にある、山と海に挟まれた何でもない町ですが……何だかちょっとヘンな町です。
そこで、高校生のポチは実家の「神社」で宿曜道の修業をしています。
ハクは彼の幼なじみの美人さんで、バトンガールです。
どうやら町には色々封印されてきたナニモノかがありまして。
ポチはできれば避けたい荒事を、当代の宗家として解決するハメになります。
ようじょとかムチムチなびじょ(←昭和)とかハーレムとか温泉とか。
解決……?
いえたぶん、輪をかけた混乱ですね。
だって、ポチと呼ばれるくらいの男の子に解決なんてできるわけがないのです。
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とざいとぉーざーい。
初ラノベなので、どうか罵詈雑言をお待ちしております。
目指すところは「人が一生に一作だけ書けると言われている(←どこでだ)仏教SF」ですが、よくて平成ゼロ年代のハーレムもののカリカチュア、「チーレムSFと名乗っているのに、チートにもハーレムにもならず、SFどころかSMじゃねーかおまえ」的な、ええと、これどこにジャンル分けしようww
不定期ですが、時間があり過ぎて死にそう、という方だけ、お付き合い願えれば幸甚であります。
なお、幕間は読む必要がありませんが、読んでしまった場合はご笑納ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 10:00:00
306943文字
会話率:41%