俺には小学校の低学年頃までよく遊んでいた女子がいた。名は白田桐香(しろた きりか)と言い、小太りながらも愛嬌のあるやつで、しばしば家に遊びに行ったり来られたりしていた。家は割とお金持ちで、いつもお高そうなおやつが出るので楽しみだった。
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―で、中学年になる頃には自然と男は男、女は女で遊ぶようになり、女と遊ぶのはダッセーやつと言う空気が自然と出来上がる様になってくる。俺と白田も例外では無く、周りに囃されるのが嫌で俺は白田と少し距離を置くようになり、それとほぼ時を同じくしてあいつは『白ブタ』と呼ばれ容姿をイジられる事になる。
家は割と近所だから帰り道も一緒になる事も多かったにも関わらず、卒業迄の間まともに何かを話した記憶が無い。
そして、時は流れて俺・雨野五月(あめの さつき)は高校二年になる。白田とは中学も高校も違うけれど、たまに思い出して罪悪感に少しだけ胸が痛んだりもする。家は近いが卒業以来一度も見かけてはいない。
そんなある日、週二でバイトをしているコンビニに一人の少女が現れる。その日発売の漫画誌を買いに来たその少女は言った。『ここで働いてるんだ?』『五月くんでしょ?』『あ、もしかしてわたしの事覚えてない?』と。
「しっ白……田!?」
かつて白ブタと揶揄された少女は、スラリとした黒髪白肌の美少女へと成長していた。そして、彼女が手に持つ漫画誌の表紙は彼女がグラビアを飾っていた。
その日から白田は度々バイト先のコンビニを訪れる事になる。
罪悪感がブレーキを掛けながらも少しずつ進む、きっとスローペースな恋物語。
※過去に投稿した事のある作品ですが、アカウントを削除してしまったので再掲します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:00:00
130473文字
会話率:58%
「お見合い、興味ないか?」
上司の一言から始まった、地味な中年男・白洲昭三(40)と、地雷ツインテ大学生・月城心愛(20)の、バグった同棲生活。
性欲ゼロの年上紳士と、“落とす気満々”なポンコツ女子。
理性VS恋心の寸止め攻防戦が、静かに
激しく火花を散らす──!?
家事ダメ、でも一途。
ちょっと過激なスキンシップも、彼にはまったく通じない!?
「この人、攻略方法どこかに書いてないんですか~っ!?」
優しいのに、ちっとも振り向いてくれない白洲さんに、
ココアのガチ恋アタックは今日も空回り気味。
すれ違いそうで、どこか居心地のいいこの距離感。
ゆっくりと変わっていく二人の関係の先に、“本当の恋”はあるのでしょうか。
甘くてじれったい、寸止め年の差ラブコメ開幕です♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:20:00
16137文字
会話率:26%
小学校三年生の女の子陽菜と兄の友人で中学二年生の男の子偟くんの年の差ありのスローペースな恋模様。兄やほかの友人なんかと一緒に進まない様で進んでいるはずの日々が綴られる。
賑やかでたまに切ない、そんな、彼らの日常。
最終更新:2016-03-02 05:00:00
4261文字
会話率:55%
人見知りの家政婦と人気モデルのスローペースな恋物語。
最終更新:2013-03-03 01:32:33
11063文字
会話率:76%
「好きです。」男子校に通う俺、春川柚希にそう伝えてきたのは、れっきとした同じ男でした。
まっすぐな少年とやや強情な少年の恋愛模様。スローペースな恋愛がお好きな人向けです。
最終更新:2010-08-03 19:28:16
4852文字
会話率:49%