私はオいていかれた蛹の殻のように、いつまでもいつまでも、生きている振りをし続けるのだ。
これは重複投稿です。
最終更新:2024-05-01 23:46:35
555945文字
会話率:3%
シンギュラリティAIとハヤト
最終更新:2022-10-14 05:39:18
82860文字
会話率:2%
イリス(女子高校生)は、丘の上から夕焼けに染まる麦畑を眺めていた。傍らには母ユリの死体。上空には、数時間前に、旧人類ホモ・サピエンスが進化を遂げて誕生した巨大な雲様の新人類種ホモ・フォグレットが渦巻く。急激な寒冷化の中、イリスは何故こんな
ことになったのか回想を始める。母のせいか? 彼女(ネアンデルタール人最後の少女ネアン)のせいか? いずれにせよイリスはホモ・サピエンス最後の一人になってしまった。
回想は二年前に遡る。イリスの日常はテレビから流れたある放送によって一変する。それは、二年後に人類は絶滅という終焉を迎えるという声明だった。イリスの母ユリ(人類学者)は国境を越えて立ち上げられた終焉危機対策スキームに召集された。父を早くに亡くしたイリスは独り暮らしを始めることとなる。
対策スキームでは終焉回避の様々な対策案が検討されるが打つ手はなく人々は諦めを抱き始める。しかし、母ユリは、カリフォルニアのシンギュラリタリアン(人工知能等の開発に盲目的に取り組む技術者達)と協力し、人類学者という視点から、ホモ・サピエンスの進化による絶滅回避対策案「ホモ・フォグレットへの進化案」を提唱する。※ホモ・フォグレットとは人々の意識と仮想現実世界をエミュレートする大きな雲様人工知能。
イリスも対策スキーム本部に住み始めた頃、程なくして、ホモ・フォグレットの躯体となるフォグレット(雲様分子コンピューター群)の開発が成功し、母が脳のフォグレット化に成功する。ホモ・フォグレットという超人に進化した母ユリは、進化案を数日で完璧に纏め上げ、人類は事実上、終焉を回避したばかりか超人への進化の可能性を手に入れる。
しかし、母ユリは、超人への進化の大きな盲点に気が付くこととなる。そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 16:37:44
30744文字
会話率:41%
2045年、技術的特異点到達。これは実際に言われている、将来やってくるであろう、ごく近い未来での出来事。教科書でその内容に触れた主人公「俺」は、その時人類が縋るであろうと言われる「箱庭」と、現在の自分について考える。
最終更新:2016-12-28 08:00:29
3087文字
会話率:24%