紀元二千七百年代半ば、鬱屈とした風紀振肅社會。
世界大戰の勝者、樞軸國の想う理想社會は色褪せ、憂う。
儚く脆い微妙な均衡に雁字搦めな大日本帝國に、否、世界に、僅かな緊張が走る。
――件の“少女”が解き放たれたのだ。
第三帝國の優生學・神
祕學、伊帝の敎會等は彼女の存在を畏れ、大東亞に放逐した。
滅ぶべき鮮血の女帝は運命の悪戯で救世主たる少年と出會う。
少年と少女は、その奇妙な關係を築き、彼等を排除しようと蠢く闇の組織達との夢幻戰爭に飲み込まれる。
特異點爆發の齎した異能と異端、異形なる輩。
暴走した科學と技術、遺傳子、傳承が織り成す背徳のゴシックバトルが今、始まる。
少年少女は、果たして何を思うのか?
常闇に怯えた少年は今、獣となり、少女の聖杯を滿たす。
少し未来のアダムとイヴの物語、呪われた逸話、語る者無き散逸した傳説、虛數世界の經典登場
シンフォニック・ゴシックパンク・ミステリー!純血の復讐傳奇、爆現折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-24 07:13:33
58833文字
会話率:19%
守れなかった、救えなかった、何処で歯車を違えたのか――。後悔してもし切れず、盆から零れた水は二度と元には戻らない。そして―― 願いは叶えられ、先の見えぬ螺旋回廊で己が全てを取り戻した少年は再び『死しても尚、此世を舞う人の形』の物語を紡ぐ
。今度は違えぬよう、慎重に、慎重に――。
死舞人形シリーズです。『死舞人形・零』を読んでいなくても楽しめますが、読んでいるとより溶け込みやすいと思います。自ブログより転載。ブログより約1~2週間遅れで更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-04 19:21:25
11516文字
会話率:50%