平凡な高校二年生男子・桃ノ瀬太郎(もものせたろう)は妹の伊呂波(いろは)を持て余していた。なぜなら「私は正義の味方」だとか「鬼を討つのが使命」だとか言っては夜な夜な日本刀を振り回す等の奇行に走っていたからだ。
しかし、ある夜、伊呂波が異
能の力を発揮して実際に鬼と戦っている姿を目撃してしまい、そのことを信じざるをえなくなる。また、太郎自身も毎晩のように遠い昔の世界で鬼を殺す夢を見続けており、不思議に思っていた。
それはそれとして太郎は幼馴染の鬼宮由芽(きみやゆめ)とイチャコラする生活を送っていた。幼馴染以上恋人未満といった関係で順調そのものだ。
だが、伊呂波は由芽を鬼の転生と疑い、三人の関係は微妙になっていく――。
基本的にはコメディ・ギャグ要素で展開するバトルものです。
お気軽にお楽しみください。
※カクヨムでも更新してます(カクヨムのほうが更新早いです)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 16:15:10
81485文字
会話率:39%
【第一章完結】【祝200万PV突破!】(4/11 23:00追記)
王都で莫大な権力を持つ四大貴族が一つ、火属性を司るフラムス家の長男として生まれたアラン=フォン=フラムスは神童であった。
剣術、魔法、勉学、全てにおいて人類史上類例を見
ない圧倒的な天稟。並び立つ者等居らぬ程の天賦。
そんな将来を約束された人生勝ち組な彼。しかしある日、前世の記憶を思い出す。
そして数年後、彼は遂に――――気付いた。
「あれ? これ俺見事に踏み台転生者じゃね?」
ふと周りを見てみれば、目に飛び込んでくる。
『火を司る一族に生まれながらも魔法の使えない、見たことも聞いたこともない髪と瞳の色を持つ弟』、『そんな弟を迫害し見下す人間達』、そして『特別な才を持ちチヤホヤされた挙句、調子に乗りまくっている自分自身』――――
――――ああ、そうかい。
これが世界の選択、世界が決めた運命であるのならば。やってやろうではないか。俺は俺に課せられた役割(ロール)を全力で全うしよう。
「――――真の踏み台を見せてやる」
これは英雄と呼ばれる踏み台転生者が、その才能や立場に慢心せず頂点に立ち続けるだけの物語。
『踏み台転生者になったので全力で役割(ロール)を全うします。〜世界最強の踏み台転生者〜』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 04:55:28
113996文字
会話率:43%