世の中にゲームという娯楽が普及して1世紀が経つ現代社会。
あらゆるジャンルのゲームが世に出され、ゲーム業界はある種の飽和状態に陥っていた。
ゲームジャンルの中では王道とも言えるRPGも例外では無く、長いゲームの歴史の上でシステムや物語は開発
し尽くされどれもこれもが似たような物ばかりになっていた。
そんな中、大手ゲーム会社のRYSが《IGNAS》というオンラインゲームの配信を開始した。
事前情報は一切無く、内容も不明。
ただ1つ、プレイしたユーザーからの情報で分かっている事はゲームデータが定期的に消去されてしまうという事。
これまでに無いゲームが配信された事に興味を持った1人の少女がIGNASを攻略するべく画面に向き直る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 23:16:55
17553文字
会話率:18%
西暦2050年……ゲームの歴史が変わった。体験するVRゲームから体感するVRゲームへと進化した。
その名はAlterFrontier(アルターフロンティア)
自分だけのキャラクターを作り、広大な世界を飛び回り、戦って、遊んで、作るなどを体
感出来る‼︎
最初期からプレイしている高ランクプレイヤー、シーカーこと悠斗は今日も友達の将呉と共にAlterFrontierへとログインしゲームを楽しむ。
その最中にとある事件に巻き込まれて、謎の力"炎の刻印"を手に入れた。その能力は本来ない謎に包まれたスキルであり、巨大なモンスターをも一撃で倒す強力なスキルであった。
その力を手に入れた事で、シーカーの世界が一気に広がって行く!
この世界の刻印戦記は少年少女達が送る、小さく、大きなゲームの中にある壮大な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 22:06:07
401483文字
会話率:57%
三千人以上のプレイヤーがVR-MMORPG『アスガルド』に囚われた、フルダイブゲームの歴史上最悪の大事件は、アスガルドのNo1ギルドである『オラクルナイツ』によってゲームがクリアされたことで、終わりを迎えた。
デスゲームから解放されたプレイ
ヤー達が、エンディング後の世界をどのように生きるのか。
これは終わりと新たな始まりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 00:15:06
13777文字
会話率:18%
動画サイトで『あなたへのオススメ』の新着を、スマホ片手にソファーに寝ころがって見ていた。
「なる程、新作ゲーム」
俺は興味を持ったので画面をタップする。
その内容は、ゴーグルタイプのフルダイブ型VR装置と、ファンタジー
オンラインゲームのフリーダムテイククロニクルの発売の事だった。
ゲームの内容紹介、装置の外観、と動画が進むにつれて、俺は気付けばソファーから起き上がっていた。
正にゲームの歴史が変わる瞬間だと、画面からこれでもかと伝わってくる。
だが、動画が進んで発表された値段を見て落胆する。「だめだ、足りない」、貯金通帳に入っている金額を思い出しながらため息を吐いていると、最後に発売日が画面に映し出された。
1年後だ。たが、予約は明日からだ。
今の貯金額に、貰っている昼飯代とお小遣い+お年玉を1年間貯めれば、ギリギリ届く金額だ。
俺はすぐに親の許可を取って、動画の概要欄に貼られたリンクから、予約サイトに飛んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 22:06:24
50078文字
会話率:56%
フルダイブ型VR。
それは現実と仮想の境界を失くす、人類の叡智の結晶であるーーーはずだった。
人類が永きに渡り望んで来た世界平和がついに達成され、人々の日常が侵されることはなくなった。だが便利で安全で平和で安寧の約束された日常は
、人々を「飢え」へと追い込んだ。刺激へと、スリルへと、非日常へと。
そこで人々が飢えをしのぐため欲望の捌け口に選んだのが、「ゲーム」。
そして遂に技術の、ゲームの歴史の到達点と言われていた「フルダイブ型VR」が誕生。
だがしかし、人々の期待は粉々に打ち砕かれた。誰もが完璧を求めてしまったがゆえに、誰もが気づいてしまったのだ。仮想と現実の差の違和感に。その違和感は、着々と人々に不満とストレスを与えていった。
しかしこれ以上の技術の進歩も望めず、ゲームをする側も作る側も、幾年と続いて来たゲームの歴史についに限界を感じ始めていた。
人々の欲求は、時代と、ゲームの成長とともに遺伝子レベルで築き上げられてきた、非現実(ゲーム)の「質」に対する欲求。
だがともに成長していたはずの非現実(ゲーム)が、成長を止めてしまったのだ。
するとどうなったか。世界平和の達成されたこの世界で、変わらない平和な日常から離れる術であったゲームに対する欲求だけが満たされずに溜まっていった。
こうして、叡智の結晶となるはず、なるべきであったフルダイブ型VRは未完成で完成となってしまい、人類の歴史の一部に大きく終止符を打った。
そんな中ある日、突如として究極の非現実(ゲーム)が現れた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 19:00:00
7348文字
会話率:4%
あなたは大好きな没入型VRゲームの歴史を調べているうちにあるMMOゲームの噂を耳にしました。そのゲームの名は『WW2・オンライン』。没入型VR初期の歴史戦略MMOであるそれは、無数の情報が飛び交うインターネットから消し去られた幻のゲームでし
た。善戦した枢軸。完勝間近だった連合。そして、存在するはずのない第3勢力。運営していた会社も今は無く、ネット掲示板の過去ログさえ失われた謎のゲームの真相を求めてあなたは無数のオンラインゲーム世界を渡ります。けれど得られるのは雑多で矛盾した証言ばかり。全ては永遠に藪の中なのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 19:55:37
12204文字
会話率:4%
なぜレトロゲームに私は惹き付けられてしまうのか?
その理由をあれこれと作者自身が考察したところ、『想像の余地』と『遊戯としてのゲーム』という要因が隠れているのではないかと考えました。
20代後半の独身男の考える、今のゲームには薄れて
しまった面白さとは何か。ジャンルは違えど小説にも活かせていければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 11:39:14
5078文字
会話率:0%