(あらすじ)
列車でたどり着いた屋敷で小林ロズは使用人フランチェスカに出会い、家庭教師の依頼主である少女とも対面する。しかし少女、ワイマール・ワイマは出会うなり、「きみは列車事故で死んで異世界にきた」と口走った。なお、ロズの脳裏にも事故の記
憶が朧げに残っていた。だが異世界に来たという事実をロズは認めない。するとワイマは一冊の書をロズに投げた。少年はおもむろにページをめくるがそこに並ぶのは日本語のみだ。しかしワイマは、「異世界の言語は望んだ通りに見えるのだ」と述べる。その後、突如、書が紫煙に包まれ見慣れぬ小娘が出現。これにはロズもここが異世界だと認めざるを得なくなった。動揺する彼に幼女、グリモワルスは「一緒に新聞を作りましょう」と補足した。どうやら屋敷では新聞制作で報酬を得て暮らしているようなのだ。これは新聞制作や取材活動をしながら『お屋敷』で暮らす校正たちの世にも奇妙な日常の物語...!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-01 22:35:15
118847文字
会話率:34%
(あらすじ)
科学が衰退した世界で人々の主食はバケットと呼ばれるフランスパンになった。しかし、それだけでは魔法使用エネルギーは補給できないため、魔法使用エネルギーを含む書を人々は求めるようになる。ただし書の栄養を吸収するには校閲と呼ばれる能
力者の協力が必要になっていた。さて不況によって無職になってしまった校閲のリクオはある日、さ迷っていた森で魔道騎士の少女デイズと出会う。最初は誤解もあったが和解したデイズとリクオは校閲や書物に関する価値観の一致から共に旅をする。デイズはその旅の中で、全5巻の聖典を探すつもりなのだという。
・第7回集英社ライトノベル新人賞(前期)最終選考作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 11:13:12
62321文字
会話率:36%