「私は、カケルさまの忠実な自動人形、パーソナルネーム<マキナ>と申します……ふつつか者ですが、どうぞ、よろしくお願いいたしますっ!」
魔法使いのカケルは、街で一番のパーティから追放されてダンジョンに置き去りにされるが、そこで出会った自動人
形の少女・マキナの助けを借りて無事に生還する。
マキナは(下ネタ・暴力ネタが多いという欠点はあったが)<剣聖>スキル持ちの最強の剣士であり、魔法使いのカケルにとっては最高のパートナーだった。
無能な前衛のせいで実力を発揮できていなかったカケルは、マキナという最強の前衛のおかげで才能を開花させ、二人はあっという間に街で一番のパーティに返り咲く(なお、カケルの元仲間たちは、カケル無しではゴブリンにすら勝てずに壊滅した)。
そんなある日、伯爵位を持つ美しい少女・ユリアが、カケルの活躍に目をとめ、カケルに求婚してくる。
すでにマキナのことを好きになっていたカケルだったが、マキナからは「ユリアさんと結婚して成り上がるべきです」などと言われてしまう。
カケルは結局、ある理由からユリアと婚約するのだが……この後、一つの大事件が、三人の運命を大きく変えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 13:33:05
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会話率:46%