航空機精鋭部隊で謎の機体トラブルの続出により、真面に戦闘に参加できないレインは、ついにクビを宣告されてしまう。
居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人もんもんとした気持ちを抱き、酒におぼれるのだった。
そんな彼の元に、国で屈指
の兵器開発メーカーの令嬢で『魔女』の異名を持つ『御剣 妃花(みつるぎ ひめか)』が訪れる。
そして彼女は言った。「貴方、うちで新型機のテストパイロットをしないこと? いえ、貴方はするしかない。この私が逃がさなくてよ」
聞けば異常性能過ぎて、誰も扱えない機体を開発してしまったと言う。だがレインはそんな機体をいとも簡単に乗りこなしてしまうのだった。
実は従来機のトラブルの原因は彼の異常なまでの反応速度と敏捷操作に機体の方が耐えれていないのが原因だったのだ。
こうして従来の航空機とそもそも飛行原理すらも異なる異次元な性能の新型機を手に入れたレインは、唐突に舞い込んだ実戦で、敵の大国の一つを滅ぼしてしまう。
そして彼は『大国殺しの悪魔』と恐れられるのだった。
一方、レインを追放した精鋭部隊は実践投入されたたった一機の新型機の為に次々と活躍の機会を奪われ、次第に存在意義を失っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 16:31:03
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