このせかいをきれいにしたい。たた、そのいっしんて、やっとにこりをなくしたんてすぅぅぅぅ!!!
最終更新:2023-06-24 20:31:51
790文字
会話率:45%
遡ることひと月前、あれはそう――二月十四日のバレンタインデー。
幼馴染のなっちゃんから貰った箱を見て、僕は悩んでいた。
一年四組の前から三列、窓側から二列目の、出席番号順ではとおになく。
かと言って好きな席座っていいぞとはならず
に、くじが一番妥当だ! という担任教師の鶴の一声により決まった、何度目かの席替えで自分に与えられた席につき。
授業も終わり、さんざんばらばらとクラスメイトが教室を出ていき一人もいなくなった頃。
もう少し細かく言うならば、まだ春にはちょっと早いよね、だけど冬真っただ中と言える程冬でもないなぁ。でも日の落ちるのはまだ早いからまだ冬中という事で、もう暗くなってしまいそうな今この頃。
あぁ、そろそろ明かりつけようかな。いや、動くのめんどくさいしまだいんじゃないか、と迷ってしまう程の暗さ加減。
刻々と暗さを増していく教室の中で、僕はけなげにもまじまじと箱を目にして悩んでいた。
片手で持てるほどの大きさの、綺麗にラッピングされた箱を消しカス一つないように、手の裏側面でさっと拭いて、ついでに数日前にノリにのって描いた落書きを消して、そこで出してしまった消しカスをもう一度カスを落とすためにさっ、さっと拭き拭きして、キレイキレイにした机の、ついでにど真ん中に恭しく置きなおして、少し距離を取ろうと椅子の背もたれに背中を預け腕を組みながら、悩んでいた。
さてこれは、はたしてどういう物だろう、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 21:00:00
5502文字
会話率:24%
20××年、9月×日。
聖女・キレイキレイは滝のような雨に打たれながら見知らぬ場所にいた。
確かに自分は、「祈りの間」にいて、天災に祈りをささげていたのに……。
見知らぬ世界・現代の社会に転移してしまった、聖女・キレイキレイの物語。
最終更新:2021-02-01 18:14:30
11771文字
会話率:39%
聖女候補の深紅は、才能の無さと故郷恋しさに学校を抜けることにした。
神殿の地下深く隠された獣の封印をついでに解いて。
深紅Γ今日から私が飼い主だよ。よろしくね。」
獣Γ……………………」
(ああ!?ざけんなコラ!噛み付くぞ!)
深紅
Γもう!かわゆいでちゅね。はい、キレイキレイしましょうね。あ、こら、暴れない。」
獣Γ!」
(て、てめえ!何脱がせてやがんだ!変態があ!)
深紅Γあれ?んん?…………オスだった。」
獣Γキャウン」
(…………感想はそこか?そこなのか?)
彼女は、ペットを飼い慣らせるのだろうか?それとも飼いイヌに手を噛まれるか?
強制ペットで始まる聖女候補と悪魔(?)との逃避行。そして、悶々たる飼い殺しの始まり……(恋愛的に)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 19:00:00
238601文字
会話率:46%