私――佐宗深琴十四歳A型、中学二年生帰宅部見た目中の下、ややポチャ――は、ある日、地元の商店街にある文房具店で「親父ガチャ」なる玩具の入ったガチャポンマシンを発見した。
私が安易な興味からその「親父ガチャ」を回し、玩具を持ち帰りカプセ
ルを開けると、そこには干からびたミイラ状のものが入っていた。ミイラはお湯に漬けるとスーツを着込んだ小さな親父になり、蘇生し動き出した。
小さな親父は私の愚痴を聴く代わりに、酒とつまみを所望してきた。仕方なく私がカップ酒を与えてやると――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 12:00:00
34407文字
会話率:44%
男子大学生の岡本は、懇意にしている大学の先輩に鰭酒を御馳走された。
冬の風物詩である鰭酒に喜ぶ岡本だが、その鰭は普通の魚の物ではなかった!
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「冬のホラー企画2」の参加作品で御座います。)
最終更新:2024-01-13 07:00:00
2007文字
会話率:29%
友チョコを贈り合い、下宿で軽い部屋飲みに興じる女子大生2人。
バレンタインデーを穏やかに過ごす吞兵衛女子の、穏やかな友情を描いたお話です。
※本作品は、銘尾 友朗様御主催の『冬の煌めき企画』参加作品で御座います。
最終更新:2021-02-20 18:31:09
4047文字
会話率:23%
「私ね、おまんじゅうとカップ酒が怖いの」
友人の望月とコンビニに買い出しに行った帰り、小学校2年生の時のトラウマになった出来事を語り始めた。それは立派な怪談だった。
※公式企画・夏のホラー2023「帰り道」参加作品です。
最終更新:2023-07-11 14:41:24
4200文字
会話率:50%
『俺は異世界から来たんだ。俺が死んだら異世界にいる娘か孫に遺品を届けて欲しい』
近所のコンビニで出会ったカップ酒の好きなおっちゃんは死んだ。
おっちゃんとの約束を守るため、俺は異世界に来たがロクでもないことばかりが起きる。
最終更新:2023-02-28 00:02:41
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会話率:25%