今でこそ多くの人が気軽におしゃれに楽しむ「アウトドアレジャー」ってやつだが、当時はそんな洒落たもんじゃ全然、なかった(笑)。収穫した山菜がそのままメインおかずとして夕方の食卓に並ぶ。薄給の家計に実利のある趣味、だった。
頑固な父が「行くぞ!
」と言えば幼兄妹は好きもキライもなく連れていかれ、必死に父の後を追いかけて野山を歩いたものだ。
そんなある日、山菜を探す私ら兄妹の前にひょっこりと姿を現したのは、その牙に毒を持つ「マムシ」だった! 知らずふざけ半分で手を出そうとする兄、やがて怒りだす蛇・・・その時、父は!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 22:00:00
3462文字
会話率:4%
私は振られることを前提に殿下の側近のエミリオ・グーパー様に告白した。
「あの、好きです」そうしたら何故か結婚の手続きのために神殿に行こうと言われた!
え? 何故?
カッコいいヒーローはいないのでそれでも許せる方よろしくお願いします!
最終更新:2023-01-08 16:40:25
6644文字
会話率:45%
ジャプカ侯爵家はかつて王族に連なる公爵家であった。しかし、公爵家と名乗れるのも王族に連なっているからであり、四代目以降からは侯爵に落とされることとなった。王族は男系であったこともあり、我が家に迎え入れようと娘を希望するも生まれてくる子は男、
男、男ばかり。かつては公爵であったという誇りか呪いか公爵へと返り咲くことを祈るのは当主の夢となり、以降ずっとジャプカ侯爵家の願望となっていた。そんな侯爵家に長男となるサシャは生まれた。女系家系から嫁入りした母イルジナはサシャにキツく秘密を守るように言い聞かせた。そして、その次に生まれた弟ヴァシィルにも同様のことを伝えるもそんな母はヴァシィルが十二歳の時に儚くなった。「ようやっといなくなったか」イルジナの死に対し、父の言葉。労りの言葉など一切なかった。それを示すように父はすぐに女を妻とし、その女の娘を迎え入れた。待望の娘だ。公爵に返り咲けると父は娘ディタを溺愛した。サシャは居心地が悪いと軍へ入り、ヴァシィルはイルジナの兄である叔父の元へと身を寄せた。そして、サシャは補佐官まで上り詰めたがあるとき、軍の大将であり王弟公爵であるラディムに秘密を知られてしまう。そこから、少しずつ始まる溺愛にサシャは困惑と共にずっと被り続けてきた偽りの殻を落としていく。
※ご都合主義の設定ゆるゆる
※カッコいいヒーローはいません
※R15は保険
※鳴田るな様主催の「軍服ヒロイン企画」への参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 15:00:00
25448文字
会話率:66%
人間以上の強力な能力を有する【人外】。人々を苦しめる人外を倒し、また人に混じる人外を保護する為に生まれた世界的秘密組織【ヒーロー管理局】。そんな管理局に所属する一人のヒーロー。闇夜に紛れて悪を倒す。白虎のマスクに白いスーツ。胸元に光るは『白
虎』の金色文字。その名はスーパータイガー。彼女の今回の任務は人外が混じるという銀行強盗の逮捕と人質の救出。順調に進めていた人質奪還作戦だが、銀行強盗の一人が人質にナイフを振りかざし──!? 虎の力は無敵の力っ! 空へと吼えて、大地を唸らす! スーパータイガー! ここに参上っ! ※現代日本のヒーローモノです。基本的にテンション高い作品を目指しております。ご感想などいただけると非常に喜びます。どうぞ、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 06:00:00
57094文字
会話率:34%