見知らぬ地。唯ヶ浜で少女は一人の少年に出会う。自分のこともわからない少女は、少し先輩の少年に手ほどきを受けながら生活の術を知っていく。
「何で夕焼けって寂しく感じるのかな…。」
「さぁ?夜が終わりだとすると終わりに近づいて来ているからじ
ゃないか?それに、こんな廃墟だしな。終わりって言うものは得てして寂しく感じる物なのさ。」
少女に興味津々な少しスケベな少年と、自分のことを手探りで探している少女。
夕焼けの街。誰もいない世界。
廃墟と化した未知に溢れた場所で2人の男女が紡ぎ出す、小さな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 00:00:00
18864文字
会話率:45%