学校をサボって海に来た「僕」は、気だるくて少し変わった、自称「サボりのプロフェッショナル」と出会う。
最終更新:2023-01-13 00:42:34
5000文字
会話率:35%
とある村には、広大な曼珠沙華の群生地がある。
その「曼珠沙華の花畑」を管理する、「花守」という役目を請け負った少女がいた。
曼珠沙華の花から毎朝目覚める彼女は「曼珠沙華」と呼ばれており、その身体は花におさまる程小さいものであった。
親
友の蜜蜂と励まし合い、どこからともなく現れる蟷螂には何故か付きまとわれて揶揄される。
花守になった理由は分からないが、曼珠沙華は花畑を守ることに使命感を感じていた。
だがある日、いつも通りの日常が崩れ去る。
花の毒を恐れて虫や動物が近寄らないこの花畑に、人間の男が踏み入ってきたのだ。
曼珠沙華の手を取り、男はこう言う。
「君は人間だよ。僕がそれを証明する。君が僕に恋をするということも」
曼珠沙華と同じ色の髪と瞳を持った人間の男。
最初は彼にそっけない態度をとっていた曼珠沙華であったが────
「当たり前のこと」が少しずつ壊れていく。
それらの破片に写るのは、今まで忘れていた耐え難い事実。
何もかも忘れて「日常」を送ることが、本当に幸せなのだろうか。
※この作品は、Twitter(@searabbit1219)にて「文庫ページメーカー」で作成した画像による小説連載の文章を、一部訂正して掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 16:06:05
84233文字
会話率:37%
同性の上級生に恋をしてしまった女子生徒。
彼女の心を知ってか知らずか、上級生は、いつものように放課後、とある教室で彼女と二人きりになるのだった。
自分の口紅を他人の唇に塗る行為。
それは、何でもない女の子同士の戯れ。
最終更新:2018-10-17 20:37:15
635文字
会話率:22%
数年ぶりに顔を合わせた幼なじみは、昔のように、喫茶店でメロンソーダを注文する。
大人になってしまった女性と、まだ大人になりきれない少年のお話。
最終更新:2018-10-05 13:08:41
3562文字
会話率:36%