とある事情から不登校気味であった高校三年生の降谷流星は、自分を心配してくれる唯一の幼なじみ、天根結にうながされて久しぶりに登校することに。その日、居眠りをしてしまった彼は夢の中で不思議な少女、雫ツイと出会う。彼女は自分のことをバーチャルラ
イバーだと言い、さらに事情を抱えて上手く生きられない流星を笑顔にすると宣言する。
夢は夢だと思っていたが、なんと現実にも彼女は存在するらしい。それも、現実ではその一切が正体不明である謎のバーチャルライバーグループ〝アイムヒア〟のメンバーとして。
現実と夢の中を行き来するようになった流星は、あらゆる体験を通してアイムヒアのメンバーたちと絆を育んでいく。一方で、現実は変わらず彼の心を蝕み続けていた。
どうしてここが現実だと言えるのか。
どうして仮想に魂がないと思うのか。
魂を肉付けるのは虚実ではなく、魂の在り方そのものだ。
痛々しい現実と、やさしい仮想。どちらかを選択できるとしたら、彼は―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 10:41:51
87269文字
会話率:44%
タイトルの通りの汚いエッセイ。
最終更新:2022-03-07 20:18:31
1138文字
会話率:0%