【12/28書籍刊行&コミカライズ開始】次期皇后の座をかけて、五家の姫君たちが競い合う場所「雛宮」。
黄家の玲琳(れいりん)は、やや病弱ながらも才気に溢れ、次期皇后候補との呼び声高い美少女だったが、それを妬んだ朱家の姫・慧月によって、互いの
体を入れ替えられてしまう。
慧月の卑劣な罠によって、真実を訴える言葉を封じられ、処刑にまで追い込まれる玲琳。回避しても、野ざらしの粗末な蔵に身一つで追いやられてしまう。
だが、慧月は知らなかった。
「ええと、死にかけるのはわりと日常なので問題ないのですが……それより、こんな健康な体で過ごさせていただけるのですか!?」
玲琳は「やや病弱」どころか、数日に一度倒れるほどの虚弱体質であり、それゆえ鋼のメンタルを持つ少女であったことを――!
荒野で薬草栽培はお手の物、これまで抑えていた鍛錬も存分にできる!
降って湧いた健康な体に歓喜し、「朱 慧月」としてここぞとばかりに伸び伸び過ごす玲琳。
一方これまで「朱 慧月」を蔑んできた、皇太子をはじめとする周囲は、突然様子の変わった彼女に、徐々に惹かれていき……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 20:00:00
41036文字
会話率:34%
クレッセンコロリア国の王都オークンには、この大陸一の大国に相応しい王城が街の中心部に聳え立っている。
王都オークンには王城よりも高い建物はなく、それがこの国を治める王の権力を体現していると言っても過言ではない。
国土、経済力、軍事
力など、あらゆる分野で他国の追随を許さない。
それら全ては統治者である王の手腕と、有能な部下達の働きの賜物である。
他国や魔物の脅威を感じることはなく、民は豊かな生活を享受している。
そんなクレッセンコロリア国には一人の姫がいた。
母親譲りの美しい見目。父親譲りのカリスマ性を備えた、誰からも愛される絵に描いたようなお姫様だ。
しかし、彼女は人前に姿を表すことはあまりなかった。
式典や王族主催の催し物などには顔を出すが、それ以外では殆ど表に出ることはない。
普段は王や王妃、また王族に連なる者達が暮らす、王城の奥にある建物。その建物内にある彼女自身の部屋に引き篭もっていることが多い。
か弱い見た目から、やや病弱気味なのではと市井では噂されていた。
これは、そんなお姫様の居る部屋を護衛する女騎士二人の会話録である。
――☆――
気分転換で思い付きをそのまま書き殴りました。
中身の無い内容なので、頭空っぽで読めます。
気がついたら一万字いってたので、読むのに少し時間かかるかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 19:11:36
9480文字
会話率:52%
僕は神様特典で魔法がそれなりに使える転生者で、姉さんは文武両道・才色兼備な勇者。姉さんは勇者として魔王退治に出発したけど、結果は相打ち。魔王は姉さんの体を乗っ取り封印され、姉さんは魂だけで僕の元に戻ってきた。………今度は僕が姉さんを助けるん
だ!
姉に身体の主導権を渡すと、身体まで姉になってしまう弟の奮闘話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-11 00:54:54
5604文字
会話率:23%