イングランドとフランスの間に起きた百年戦争。主人公のレンヌはオルレアン包囲網への対抗のための援軍として、オルレアンの地を側近であるマグワースと共に数百の兵と訪れていた。北、東、西、そして味方からの補給路である南の砦をも奪われたフランスの要地
であるオルレアンは、依然として窮地の状態に陥っていた。オルレアンが奪わればフランスの敗北は決定的となる。そんな中、会議中のレンヌ達のもとへ、一人の兵士がある一報が届ける。それは、オルレアンでも度々噂されていた「天啓の少女」が現れた、との知らせだった。【文芸部の2019学祭部誌への寄稿小説です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 17:00:00
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会話率:40%