転校生のユウは、誰とでも話せる「いい人」。
でもその仮面が、彼を少しずつ壊していく。
そんな彼を救ったのは、質問ばかりしてくる無口な科学部の少女・ナナミだった。
「問い」を通して始まった、ふたりの不器用な“関係”。
答えのない対話の先に、
彼らが見つけたものとは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 21:10:00
4655文字
会話率:45%
帝国の大陸統一戦争の最終版。
続々と大国が滅ぼされていく中、最後まで帝国に抵抗しそして滅んで行った国があったそうな。
巧みな外交戦略によって生き抜き、大陸の中で最後まで独立を維持し続けた国があったそうな。
その国は、たった数百の軍しか持たず
、王は若く、騎士は女で、城は貧弱だったそうな。
そして、歴史として語られている。
数万の帝国軍を九十九度退けたこと
のべ、15万もの兵を退け続けたこと
最期――帝国は20万もの兵を動員してその国を滅ぼしたこと
そして伝説らしく――最後、こんな締めで終わるのだ。
その小国の王と騎士は、いまもどこかで生きていて
いずれ、どこかで、ある時いつの日か
再起を図ろうとしている――と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 19:17:13
1865文字
会話率:32%
「――彼女できたわ」
その言葉を幼馴染たちに行った時から、僕の日常は一気に変化した。
学内どころか学区単位で有名な奇人変人――赤石春乃
僕の悪友で自称ツンデレな幼馴染――白川夏希
自分で服も切れない自堕落な天才少女――青木秋葉
そして、僕の彼女である――黒崎冬香
何でもない幼馴染だったぼくたちの関係が、どんどんと変わっていく。
「あたし、時々めっちゃ頭おかしくなる君が好きなんだよねー!」
「別に幼馴染だから好きとか、そういうのじゃないから」
「私の世話を一生見続けてくれるなら、先輩のこと好きになってあげますよ」
迫りくる幼馴染たち。あの手この手で毎日プレッシャーをかけてくる。
だが、(形式上)愛する彼女のいる僕はそれに屈するわけにはいかないわけで……
「お、浮気かい? ついに浮気かい? 僕という可愛い彼女を放っておいて、堂々と浮気するのかい?」
「おいおいハニー。僕が君を放ってほかの女に気を取られるわけがないじゃないか」
(表面上)愛する彼女との関係を守るため、僕は幼馴染たちの誘惑に打ち勝つことができるのか。
ただ、当然、僕が彼女を作ったのには深い理由があって――?
これは、幼馴染sと腹黒彼女の間に挟まれた僕の悲しき物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 17:38:03
60026文字
会話率:57%
そう遠くない未来、日本では成人を迎えれば酒に煙草、風俗と同じ様にとある権利が解放される。
──性転換。
持って生まれた性別は法の元で改変が許され、ファンタジーは現実となった。
男子はママになる権利を手にし、女子はその逆も然り。
性の垣根は崩
壊した世界で、今日もまた一人新たなピカピカ成人がTSクリニックを訪れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 21:34:01
6723文字
会話率:26%
もう長い年月。その大陸は冬に幽閉されていた。
悠久の時間は人々の記憶から蒼天に輝く“■■”を奪い、深緑が溢れ花々が芽吹く“▲”をお伽噺に仕立て上げた。
降り頻る雪は山も森も川をも凍てつかせ、全てを平等に漂白し──”黒き雪”は永遠に
覚めぬ疫病を運んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 19:34:11
7787文字
会話率:19%
にーしゅん研究所所長からのお題1枚絵小説です。
最終更新:2020-09-09 22:06:02
897文字
会話率:5%
地球衛星軌道外縁に、突如巨大な物体が出現した。
それはとても巨大で、とても生物的な動きをしていて、そして奇妙で『アレ』に似た姿形をしていて……
謎の存在に挑むNASAと地球人の奮闘が、今始まる。
遠い宇宙から来訪した謎の巨大の物体と地球人
の邂逅を描く、SF短編作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 20:26:03
9735文字
会話率:41%
あんの、クソ社長め!
と或るオフィスビルの一角、会社員の佐藤は怒りに満ちていた。AI新商品に関する会議での社長決定にどうしても納得いかなかったのだ。
落ち着くために向かった喫煙室で、しかしまた心穏やかにならざる状況になってしまう。
AI開
発企業の喫煙室から始まる近未来SF短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-23 23:22:35
7975文字
会話率:40%