フィオレ侯爵家次女セラフィーヌは、いつも姉マルグレーテに『選ばさせられていた』。好きなお菓子も、ペットの犬も、ドレスもアクセサリも先に選ぶよう仕向けられ、そして当然のように姉に取られる。姉はそれを「先にいいものを選んで私に持ってきてくれてい
る」と理解し、フィオレ侯爵も咎めることはない。
『選ばされて』姉に譲るセラフィーヌは、結婚相手までも同じように取られてしまう。姉はバルフォリア公爵家へ嫁ぐのに、セラフィーヌは貴族ですらない資産家のクレイトン卿の元へ嫁がされることに。
セラフィーヌはすっかり諦め、クレイトン卿が継承するという子爵領へ先に向かうよう家を追い出されるが、辿り着いた子爵領はすっかり自由で豊かな土地で——?
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 05:00:00
25225文字
会話率:40%
クラウディア・ハレリス公爵令嬢は、妹マリーディアを憎んでいた。
自分は母の連れ子で、ハレリス公爵の血は引いていない。
正当な公爵家の跡継ぎマリーディアは自分より両親に可愛がられ、いい物を与えられて。
ずるいずるいと言って取り上げる事が出来れ
ばどれだけ良かったことか…
それが出来なかったクラウディアの生活は荒れ果て、色々な貴族令息と遊びまくる。
そんなクラウディアの事を書いた物語。
「どうしようもない姉のお陰で、王太子殿下と結婚出来ました。」姉視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 15:56:31
5462文字
会話率:24%
マリーディアにはどうしようもない姉がいた。
尻軽で、何かと問題を起こす姉のせいで婚約者すらいないマリーディア。
マリーディアには好きな人がいた。テディウス王太子殿下である。しかし、彼には婚約者の令嬢がいた。
叶わぬ恋。
だが、どうしようもな
い姉のお陰で、マリーディアにも恋のチャンスが巡って来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 16:07:43
5152文字
会話率:27%
ローウィ家の長女ヴァネッサは、人を人とも思わない傍若無人な振る舞いを重ね、現在行き遅れ状態のどうしようもない貴族令嬢だった。
そして今回は妹の婚約者と結婚すると、爆弾発言をかましてくれて。
普段はノミより小さい姉の長所だけを見てきた妹テ
ィスタだったが、とうとう我慢の限界を迎えてしまい、とある作戦を決行する。
それは、自分の婚約者より更にグレードの良い貴族令息を贈ること。
ヴァネッサに贈った相手は、長身、イケメン、押しも押されぬ侯爵家。
非の打ち所がない完璧な男性であったが、それは見た目だけだった。
これは誰もが幸せになれる、とある国のお話。※ただし前置きに「ある意味で」と付くけれど。
□ アルファポリス様にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 10:36:08
16643文字
会話率:20%