「罪深き人間、フィロメナ。その魂を狩らせてもらうぞ」
死神はフィロメナを罪人として、魂を狩り取りにやってくる。フィロメナは罪人の自覚をもってその処理を受け入れるつもりだったが、死神が疑問をもつ。
そのため改めての調査の間、死神の私宅にてフ
ィロメナは匿われることになる。
共に暮らすことになり、フィロメナはお世話になっているからと不慣れながらも家事を懸命に行い、死神を暖かく迎え入れる。
「お、おかえりなさい」
「今、帰った」
最初はぎこちない二人だったが、死神と人間の垣根を越えて心を通わせていく。
寡黙で不愛想に見えるが誠実なだけの死神と、生来のドジを発揮してしまうもひたむきに前を向く人間であり罪人のフィロメナ。
死神と人間の立場を超えて、二人は心を通わせていく。
そんな日常と、罪の開示の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 07:39:32
27595文字
会話率:49%
昔々あるところに、とても強い王さまととても美しい王妃さまがいました。
二人の治める王国は小さいながらも豊かな農作物に恵まれていましたが、それゆえに多くの敵から狙われ続けていました。
けれど彼の国が敵国に害されることは決してありません。
何
故ならば彼の国は二人を愛するとてもとても強い魔女により守られていたからです。
魔女は王さまを害そうとする者を排し、王国を侵そうとする者を退けていました。
二人のことをとても愛していた魔女は王さまと自身を害すものを退けるように契約を交わし、そして王妃さまと王国の民たちが健やかに暮らしていけるように守ることを約束していたのです。
二人もそんな魔女の愛に応えるように国を良いものとし、魔女にも何不自由のない暮らしを与え続けました。
それから1万年もの長い時を魔女はずっと二人の国を守り続けているのです。
~マルブライト王国はじまりの童話 一文~
※恋愛要素は少なめ。途中、魔女を殺す(死んだふり)、育児放棄などの表現が出る予定ですのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 20:08:58
118297文字
会話率:29%
クリストファー・ブルーことクリスにはそれはそれは大それた夢があった。
そんな大望主義者なクリスは、数少ない友人の誘いから冒険者となり、個性的な仲間が出来てパーティーを組む。
パーティーのメンバーどいつもこいつも強すぎるし、クリスの存在感
など皆無……と、思いきや、全員頭が悪すぎるようで……!
そんな主人公以外の主な登場人物のIQを落としてみた物語です。
出来るだけ明るく楽しく書くつもりですが、作者の性格上ところどころシリアスな感じになるかもしれません。
誤字脱字の指摘や感想など、今後の励みになりますので是非ともよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 04:00:00
15531文字
会話率:61%