バルバ帝国の将軍の娘であるエメリーンは、今日も大図書館に来ていた。興味を持っている遺跡に関する書籍を探すためと、ここで司書をしているクレイルに会うために。好意というより、単純に彼の持つ雰囲気が好きだった。父から手紙でジョーヤ国に来るように言
われたエメリーンは、最後に彼に会いに来たのだ。そして迎えに来た皇帝陛下の使いと共に、大図書館を後にした。エメリーンには、五年前に決められた道があったのだった。「苦い恋」シリーズです。全三話になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:08:49
18376文字
会話率:32%
公爵令嬢セレスティナは、今まさに絞首台の上にいた。「国家反逆及び聖女ミシェーラ様を害そうとした罪により、アストライア侯爵令嬢を処刑する。」そうして、彼女の生は絶たれた。はずなのだが…
「な、なぜあなたがここにいる?!まさか私を…」「あら?私
のことが見えますの?嫌だわ、せっかく自由の身になったというのに…」気づいたら半透明の浮遊体、幽霊となってかつての婚約者である王太子から離れられなくなっていた!
処刑され、つかの間の自由を楽しもうとしていた公爵令嬢と、何の執着も抱かれずに取りつかれてしまった元婚約者の王太子の話。
初投稿でいろいろ見切り発車ですが、お気に召していただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 03:24:51
18690文字
会話率:47%