僕は神だ。 とは言うものの絶対神だとか太陽神なんて いう壮大な神話にでてくるような神じゃな い。 ただの神社の祭り神だ。 僕は300年間祭り神をしている。 だからいろんな人間を見てきた。 そして僕は一人の少年に非常に興味をもっ た。 その少
年にはとても仲の良い少女がいた。 少年は平凡だったが、少女はかなり可愛 かった。 普通なら、このまま時が経ち二人は離れ、 お互いの道を歩むのだろうが、少年は違っ た。 「私はサッカーがとても上手くて頭のいい 人のお嫁さんになりたいなぁ」 少年は少女の一言を一心に血ヘドを吐くよ うな努力をし、サッカーの全国大会にチー ムを導くようなキャプテンにまでなり、勉 強でも全国模試に名前が載るまでになっ た。 これがドラマなら、「私の夢を叶えてくれ てありがとう」なんて少女が言ってハッ ピーエンドなんだろうが、現実は違う。 人は変わる生き物だ。 だから少女の好みも変わり、自分で言った 言葉すら忘れてしまった。 報われない哀れな少年。 僕は、少年を可哀想だと想う反面、少年を 気持ち悪いと思った。 どうして血も繋がらない他人のために10 年間も費やせるのか? それが恋だから、では済まされないほど異 常だ。 この報われない少年の末路は、少女が車に 轢かれて死に、人生に絶望して自殺。 もしあなたが神ならどうするだろうか? この哀れな少年を救わなければならないと 思うのでは無いだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 20:33:58
571文字
会話率:0%
ある夏の日、幼馴染み唯が、青狐に魅せられ、心を失った。
そのことに、負い目や後悔を感じながらも、いつか唯が元に戻ることを信じながら生きている主人公黒木龍太は、唯を助ける方法を知ってると言う赤羽美卯に出会う。
そして、龍太は唯を元に戻すため、
何でもが無限に揃うユメクニへと足を踏み入れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 20:21:14
5732文字
会話率:66%