軍事大国のマデレーナ王国に四人目の王女が生まれた。国王と美貌の子爵夫人の不倫の末に生まれた不義の娘、エミュリアは生まれてすぐ国王の親友である辺境伯のもとに預けられる。国王が情事の発覚を恐れたためであった。戦上手な辺境伯に実の娘として育てられ
たエミュリアが、伯爵に憧れ、そしていにしえの建国の戦女神と呼ばれる女王に憧れる。伯爵もそんな娘のため、将来の側近をして、同年代の子供を広く集め、幼馴染として一緒に暮らさせる。エミュリアと子供たちは友情と好意をはぐくみ、エミュリアはその中の一人と将来を誓い合うのだった。
マデレーナは豊かな国のため、周辺国がマデレーナを狙っている。その周辺国の工作員に誘拐されそうになったエミュリアだったが、将来を誓い合った幼馴染の働きによりエミュリアは工作員の手から逃げることができたが、幼馴染はエミュリアの安全と引き換えに幼い命を散らしてしまう。エミュリアはそのことを容認できず精神を病んでしまい、寝たきりとなってしまった。事ここに至り、エミュリアを療養させるため、ようやく行動を起こした国王が自分のもとに引き取る。離宮で静養したエミュリアの精神が元のようになり、さらに強い意志を持ち、大陸を統一し、女王となるまでの物語。
エミュリアは王女になったのはつい最近のことで、療養していた時はただの客扱いでしたが、見る人が見れば、国王とエミュリアはよく似ており、隠し子だと噂されていました。国王は女人にはだらしない男です。エミュリアは養父である辺境伯を今でも父として慕っています。血のつながった国王はただのエロ親父という認識です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 02:31:29
136290文字
会話率:53%
マデレーナ王国は現在はそうではないが、昔は皆兵制をとっていた軍事大国だった。今は皆兵制は戦をすることで生産性が下がることに気が付き、志願制と予備役、そして特例での徴兵制を取り、自国の生産性を上げようとしている。そんなマデレーナ王国には、三人
の王子と四人の王女が居て、国王が最近不倫で生まれた子エミュリアを王女として認知したことで、国内が荒れ始めた。そんな最近認知された第四王女が婚約をし、領地をもらい、隣国の侵略を撥ね退けて、着実に領地を広げていく。野望を胸に王女から女王へと昇っていくエミュリア第四王女と敵対する者、第四王女を傀儡として操ろうとする者、利用しようとする者、黒幕たちから見たエミュリアの姿をメインにして短い話を外伝として書いていこうと思います。
不定期ですが、本編の「エミュリア女王記~新米末端王女は戦女神に憧れる~」の補完話としてお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 23:13:42
3585文字
会話率:0%