『ボクね、最近彼氏できたんだよ』
『まぁボクって可愛いし、モテるからね!ボク以外女の子の友達がロクにいない君とは違うってことさ。その気になれば、すぐに男くらい作れるんだよ?』
『ねぇねぇ、後悔してる?後悔してる?ボクみたいな超絶可愛い幼
馴染がすぐ近くにいつもいながら、手を出すことも告白することもしないで自分がどれだけ恵まれた立場にいたのか気付けなかったことに、もしかしてようやく気付いたりしたのかな???』
『だとしたら、ざまああああああwwwwwwさっさと告白していたら、万が一の確率で、もしかしたら成功していたのかもしれないのニナー!ボクって超絶優しいから、気まぐれで君を彼氏にしてあげても良かったとか気の迷いおこしてたのかもしれないのニナー!なんでこれまでそれをしなかったのかなぁ!!ボクを女の子として見てなかったのかなぁ!!!だとしたら、殺すぞ!!!!!』
うるせぇ、こっちは彼氏とか認めんぞ!!
ぜってえ邪魔してやるからな!
たとえ下剤を仕込んでも、ハッピークリスマスライフを阻止してやらあっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 15:15:55
18052文字
会話率:38%
「くそ勇者」のいうことを聞き続けるなんてもう限界だ!
僕たち鍛冶屋は勇者専属の鍛冶師として、くそみたいな勇者からのわがままをいつもいつも耐えてきた。
いつの日か心を入れ替えてくれる、そう信じて嫌なこともぐっと飲みこんできたけど、それもこれ
も今日が限界です。
「あのくそ野郎、もう許せん! 痛い目見せてやるわ」
「でも、いったいどうするつもりですか?」
「こんな剣があるからいけないんだ! いっそのこと、こいつをドロドロに溶かしてキーホルダにして売りさばいてやるわい」
堪忍袋の緒が切れた僕たちはもう止められません。
伝説の聖剣だか何だか知りませんが、跡形もなくして勇者を絶望の淵に立たせてやります。
そんな僕たちの前に現れる二日酔いの火の神様と、突如しゃべり始める変態聖剣。
誰が何と言おうと、どんな非日常が起こったってもう僕たちは止められないのです。
くそ勇者に制裁を。
鍛冶屋を怒らせたらどうなるかってことを思い知らせてあげるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 12:55:21
8775文字
会話率:46%