政略の意味合いが大きい婚約であったが、決して関係の悪くなかった婚約者の第二王子にユスティーナは婚約解消を打診される。
心優しく、素直で少々夢見がち。
そんな王子を支えるようにと整えられた婚約を解消とは?
ユスティーナは問いかける。
「わた
くしに何か至らぬところがございましたか?」
その返事は到底悪いとは考えられないものだったが・・・。
平和な時代の平和な王国での平和で誠実な王子様と令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 19:10:08
8946文字
会話率:47%