ルービックキューブに仕込まれていた罠が、白日のもとにさらされたとしても。
最終更新:2022-05-20 20:00:00
3099文字
会話率:23%
―親父が死んだ。有名人でも、企業の重役でもない、タダの田舎の、お調子者のくそオヤジ。
ただ、親父には、「自分の幸せを切り売りする能力」があったのだ―
遺品整理の最中、息子である俺は、親父の日記帳と、不可解な内容が書かれた芳名帳を見つける。
そこには、親父が家族にも隠していた、ある能力の事が書かれていた。なんでも芳名帳に自分の幸せを与えたい相手の名前を記載すると、自分の幸せを相手に譲渡することができるというのだ。
そんなことをして、親父は、幸せな人生を生きられたのだろうか。
悲しみの底なかで、俺は一枚一枚、芳名帳と、幸せを譲る経緯が書かれた日記帳をめくっていく。
不器用な親父と家族が贈る、少し不思議なヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 21:08:49
123409文字
会話率:29%
昭和の時代に、どこの家庭でもよくあったであろう、男尊女卑の名残を感じ、まだDVやストーカーなどの言葉が生まれる前の、一家の物語である。
筆者の実体験や、友人の実体験を元に、ほとんどノンフィクションの実態を描いています。
最終更新:2018-07-01 13:05:51
451文字
会話率:0%