転生したら王子様になった――異世界転生に《よくある設定》のように、私は《前世の記憶》を持って生まれた。
『国王の子とか、勝ち組では?!』と思ったが――母は国王の愛妾で、普通なら《国王の子》として公には認められない存在の私が王子と認められ
たのは、数百年ぶりに誕生した『王家の色』と云われる《黄金色の目》を持って生まれてしまったからだ。
だけど、髪の色が父とも母とも違う《赤い色》だったために父から《いない者》扱いされていたからか、母が病に倒れて亡くなると、使用人は仕事を放棄し、母に与えられた離宮を去る。
冷遇されている私、転生王子アレックス(5歳)の唯一の味方であった乳母が辞めさせられ――――思った。
『普通の五歳児は世話をしてくれる人が居なかったら死ぬぞ? それ(乳母)を奪うだなんて……正気か?』
『まあ、冷遇されてるし……私は 《不要》 ってことだよね』
『……居ても良いことなさそうだし――逃げるか、殺される前に』
――ってことで、乳母が教えてくれた【生活魔法】を基に、前世知識(オタク知識)を駆使して覚えた【変身魔法】等を使って祖国からトンズラぶっかました!
それから三ヵ月。隣国で【変身魔法】を使い、冒険者をしていたら――――ひょんなことから辺境伯と契約親子をすることになり……。
『城(離宮)で生活してた時よりも快適とは……?』
辺境でのんびり快適に過ごしてます!
※予約投稿。初回は二話掲載です。三話目以降は一話づつ。二、三日に一回更新予定。投稿時は活動報告上げます。
※ヤマもオチもない、ぐだぐだな日常? 日々のなんちゃってファンタジー。
※自分が読みたいモノを書いてます。
※主人公(五歳児)のセリフは基本平仮名(ルビが漢字)なので、読み難いと思います。すみません。
※『ハイファンタジー』と『ヒューマンドラマ』で悩んでヒューマンにした。
戦闘描写がほぼ無いので←
※『R15』は保険。要らないような気もするんだけど……。
『残酷な描写あり』タグは付けた方がいいのか……。残酷さ加減が分からない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 08:00:00
7040文字
会話率:30%