「私はなんて醜いの」
王女であるドロテアは今日もまた泣いて過ごした。
鏡に映る自分の顔は人のものとも思えない不気味な顔だからだ。
絶世の美女である母エルーザからは疎ましく思われ、幼い頃から小さな部屋に閉じ込められ、罵られていた。
そんな
ときエルーザから隣国の王子オズワルドとの結婚話を持ち掛けられる。
醜い顔のことも知っていると言うが……?
オズワルドとの婚約によって、自己否定ばかりだったドロテアが自分を取り戻していく話。
ハッピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 12:40:25
19592文字
会話率:35%