ほどほどに何でもできる、だが突出した特徴をもたない、そんな平凡な14歳熊谷晃。大した変化の起きない生活に退屈しながらも、静かで平和な日常を過ごしていた。しかし、ある日を境に静寂はかき消され、平和な日常にもヒビがはいる。気遣いのつもりだった嘘
は、晃の日常に変化と涙をもたらした。小さなキッカケから悲しみを生んだ恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-21 02:22:39
9199文字
会話率:27%
外壁というものでクリーチャーという存在から生活圏を守っている世界。そのクリーチャーを倒す事で政府から報酬を貰うハンターをして生活費を稼いでいる少年、スラッグと幼馴染みの少女レイシェ。二人は普通の人間にはない色素を目に持ち、普通の人間よりも高
い身体能力を持っていた。いつも通りの日常の中、二人はアンジェという青年に出会う。アンジェは、二人を「外の世界」へと勧誘する。二人が他の人間達と違う目の色や、高い身体能力は地上の世界の人類、ヴァーテクスと同じ特徴だと告げる。外の世界という存在に惹かれたレイシェは、直ぐにアンジェの誘いに乗った。一方のスラッグはアンジェを信用していいものか悩みつつも、片想いのレイシェの事もあって共に行く事を決意するのだった。外の世界へ向かうために旅立つ三人に、多数のクリーチャーが襲い掛かる。その戦いの中でアンジェは炎を操り、レイシェは水を操る力に目覚め、スラッグはレイシェの危機に風を操る力に目覚める。そして、途中で治癒の力を持つリアという女性を仲間に加え、四人は世界の果て、地下空間を囲む壁に辿り着き、ガードユニットという防御機構を突破し、四人は遂に地上の世界に辿り着く。その地上でリアが語ったのは、アンジェはヴァーテクスではない存在を人類と認めておらず、地下空間を破壊しようとしている事だった。どうしても納得できないスラッグとアンジェはぶつかり合い、スラッグは片目と腕を失いながらもアンジェを打ち倒す。その戦いを知らないレイシェに、スラッグは「アンジェは旅に出た」と告げる。アンジェに惹かれていたレイシェはそれを追うと言い出し、スラッグは彼女と別れる道を選ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-02-16 00:01:35
65450文字
会話率:39%
気弱な性格の上に、見た目においても全くモテる要素の見当たらない主人公・森田卓がある日突然、ピカイチ超美人に一目ぼれされるところから始まる物語。森田卓の日記から始まるこのストーリーだが、彼女・須藤ゆりかの日記と交互に併用して進行してゆくのも特
徴である。そして根本的な謎もいくつか秘めながら、軽快なコメディタッチで話は進行して行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-01-30 13:07:31
92239文字
会話率:54%
この世には何種もの「人間」がおり、その中で全人口の40%を占め、「ヒュム」と呼ばれる一派は「レコンクエスターズ」を創設し、多種族を迫害しようとしている。リストアというたくさんの種族が共存するリストアという村は牧師のウィリアムをリーダーに、迫
害や村を襲う獣から村を守るため、「ジェネヴィーヴクルセイド」という多種族老若男女で構成された近衛部隊を結成。《何人も隣人、敵にかかわらず人間を殺すことなかれ》このような特徴的な戒律を掲げ、たジェネヴィーヴクルセイドを指揮するウィリアム牧師を様々な形で取り巻く少年少女をはじめとする人々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-08-26 13:04:50
21584文字
会話率:38%