小学六年の夏休み、僕は森の中で出逢った少女に恋をした。でも、彼女は人間ではなくて・・・・。
最終更新:2009-08-27 22:30:44
4706文字
会話率:38%
僕のクラスに硝子という名前の女が居る。硝子というのはサッシの内枠に組み込まれているあの硝子だ。つまりは彼女は人間の硝子という事だ。こういう風に書くとおかしく思われるかも知れないが彼女は硝子で出来た人間なのだ。何度も言うが硝子というのは先ほど
言ったようにサッシの中に組み込まれているあれだ。つまりは肌は透明で、水に沈み、彫刻で削られたような女なのだ。その事に真っ先に気づいたのは僕で、周りの人間はそんな事に気づいていない。彼女を硝子だと気づいていないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-26 14:06:45
3922文字
会話率:49%
彼女は生まれつき空を飛ぶことが出来た。けれど、幸せだった彼女の生活は、人間社会の動きに潰された。それから幾年も過ぎたある日、彼女は見知らぬ男と出会う。男は優しく彼女に話しかける。そしてその男を切欠に、再び彼女は人間社会に飛び込み、さらに見知
らぬ集団と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-10-28 01:16:20
8388文字
会話率:40%