異世界――此処からは彼方の様に遠く、また傍らの様に傍にある異次元。
とてつもない規模の核戦争によって大地は汚染された。
戦勝国は天に浮かぶ理想の新天地、世界樹へとその居を移し、
敗戦国は大地を浄化するプラント、方舟に居場所を置いていた。
両
者が関りを失って久しく、それぞれが別の存在を半ば忘れかけていた。
不死の命を持った少年と、罪を犯し鳥の姿となった少女のファンタジー。そして、次第に闇に触れる少年と、それを支える少女の終末SFです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-20 17:50:46
991文字
会話率:38%
九七式中戦車―――チハ。日帝陸海軍の誇る主力戦車だが、主に陸軍のアイドルとして有名だった彼女。緒戦の活躍に比して戦争中盤から登場した敵の新型戦車によって苦戦を強いられ、活躍の場を失った日本の戦車。唯一活躍の場を久しく見せた硫黄島とは別に、彼
女が最も活躍した戦記も存在した。それは日本から遠く離れた北の島で眠っている。終戦直後にソ連軍上陸によって起こった千島列島占守島の戦い。祖国を護るため、彼らの終戦後のもうひとつの戦いがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-06 02:49:46
69073文字
会話率:39%
『僕』は憂鬱な状態の高校三年生だ。毎日を勉強に励んでいる。憂鬱な状態に慣れて久しく笑っていなかった。僕は春の桜の花びらのような希望をいつかとりもどせるのか。青年の憂鬱と希望を日常生活で描いた作品です。読む際には主人公『僕』になって読んでくだ
さい。『現時点での』青蘭齋兎の最高傑作!是非読んでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-07-30 04:36:27
2345文字
会話率:4%