場所は人間と妖怪が共存する国・妖国。妖怪討伐の仕事を終えた哉惟は屋敷隣にある工房へ入る。工房には哉惟の今は亡き養父の友・モランがいた。哉惟は外にいたライオンの妖怪・ジャックから自分の知らない養父・佐伊稀の性格を聞いた。
翌日、妖怪が出没
する集落へ調査に出かけた。調査後、国王・雄霧に報告を終えた哉惟は武器を取りに屋敷へ戻る途中、佐伊稀の昔馴染みで、モランの紹介でやって来た妖怪・莱から佐伊稀の話しを聞いた。夕方、哉惟たちは依頼人の屋敷へ再び行く。無事に仕事が終わり、屋敷へ戻ると誰かに監視されていることに気づく。
翌朝、哉惟はアーサーを連れ、雄霧に妖怪討伐の報告をした。屋敷に戻るとモランとジャックが刺客一味と対峙している。屋敷は半壊。
数日後、屋敷の修理をモランに任せ、哉惟は仕事へ出かけた。集落には複数の刺客と妖怪がいた。一人の男と戦い、左腕に不調を感じ、倒れたが、男が戦意を失くし、命拾いした。左腕は骨にひびが入ってしまい、哉惟はモランに仕事禁止と言われ、ジャックと一緒に散歩をしていた。集落が見渡せる小高い丘で、男と再会。屋敷に戻った哉惟は部屋に籠った。
一週間以上経過した日、城へ報告に行っていたアーサーが慌てて帰ってきた。城から火の手が上がっているというので、哉惟は二匹を連れて城に向かう。二人の居場所を捜すため、哉惟はアーサーを連れ、雄霧がいる場所へ行く。流は哉惟に不穏な動きがあったから調査をしていたと雄霧に言うが、ジャックが連れてきた先日会った男・那拓は流の言うことは嘘だと言った。雄霧の危険を感じた哉惟は銃で、夕霧の行く先をさえぎった兵士を撃つ。直後、四方から来る妖怪の大群が来る。その隙に逃げようとした流をジャックが阻む。今度は巨大妖怪が現れ、哉惟はアーサーに雄霧を屋敷へ避難させるよう命じる。ジャックは巨大妖怪に攻撃しようとしたが、飛ばされてしまう。流は巨大妖怪ごと、戻ってきたジャックの炎に包まれ、近くの川に逃げる。流を追い詰めたが、最後の抵抗をを受け、哉惟は脇腹を切られ倒れる。
数日経ち、流たちの刑が執行される。すでに仕事再開に向け、準備を進めていた哉惟は二匹を連れて、佐伊稀の墓参りに行った。墓につき、数日前、雄霧から聞いた話しをした。佐伊稀が関わった事件のうち、特に酷かった二件は先代と流が国を一掃するために建てた計画だということがわかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-03 16:44:59
59183文字
会話率:68%
また、夏が訪れた。天川修輔は、夏休みが始まるその日の朝、不思議な夢を見る。子どもの頃の自分が、同い年ぐらいの少女と婚約を交わす夢を。そして、その少女の面影は修輔の下に現れた親戚の少女、白瀬葉月と重なった――。
夕霧島を舞台に、思春期の少年
少女の葛藤や恋愛を描いたノスタルジックな青春ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-08 21:52:00
16367文字
会話率:43%
いつもジャージ姿なニート少女夕霧。彼女が高校を退学になり、若くしてニートになったのには理由があった。
そんな彼女が神を名乗る者に、「その力を貸してほしい」と異世界に飛ばされ、へたれ勇者の手助けをすることに。
自らの過去、出生の秘密。そしてへ
たれ勇者は無事へたれを脱することができるのだろうか。
意地悪な魔法使いと三人で仲良く冒険…? 時には喧嘩をしたり、仲間が増えたりしながらこの世界を満喫する夕霧。
最後に、夕霧は元の世界に帰るか帰らないかを迫られることになる。
その時、彼女の選択は…如何に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-14 01:07:58
84604文字
会話率:40%
神でもなく仏でもない
人間と同じようで人間とは違う
長い長い時を生きる“王族”
彼等は各々の国を治め、文明を築いていく
強い王族が弱い王族を支配し
遠い国の王族同士が理解し合い
時に殺し合い
愛し合う
そんな彼等の物語
最終更新:2011-03-02 23:38:20
27301文字
会話率:34%
人々が笑い、笑顔が溢れるクリスマス。
そんな中、別世界にいるような一人の少年。
誰も少年を気にも留めない中。
一人の老人が少年を見つける。
私が思うサンタクロースを書いてみた
最終更新:2010-12-26 00:26:13
7286文字
会話率:32%
死が迫ってくる中、何処にでもいる普通の男が思うことは何か
多くの命が失われる直前に、多くの愛が囁かれた
どうしようもない、矛盾した世界で生きる、無力で弱くて、優しい愛に溢れた人間の最期
最終更新:2010-08-11 16:32:49
2546文字
会話率:13%
大財閥の坊ちゃんでありながら、自分探しをしたいと高級ビルディングの最上階で探偵業を営む青年、河合憐。整った顔立ちとすばらしい頭脳を持つ彼だが、どこか抜けている。そんな彼をサポートする美形少年、夕霧と、顔と胸だけが取り柄の勝気な少女、双葉。
そんな三人が、赤字を出しながら事件を解決へと導く――――推理物ですが、残酷描写は極力ナシの方向で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-05 19:00:00
111584文字
会話率:47%
吉原一の花魁である夕霧には愛する者がいた。誰もが羨む位置にいる杉谷は夕霧に愛を囁きつつ、禿であったわっちに執着する。三角関係とも言えぬ中、三人は段々と歪んでいく――狂気さえ、孕んだ世界へ。★短編集に後日談公開してます。
最終更新:2010-11-22 13:10:10
8280文字
会話率:22%
自分自身について、名前も、年齢も、何も憶えていない「俺」が知ったのは、あまりにも意外すぎる自分の姿だった。
最終更新:2007-01-31 20:23:44
3480文字
会話率:16%
夢追い人を知っているか?知らないなら聞いておくれ。夢追い人っていうのはな…
最終更新:2006-12-24 13:51:37
820文字
会話率:0%
魔法を習う少年、ルインと、歌姫セーナ。2人の村に伝わる伝説と、2人に起きた事件とは…。
最終更新:2006-11-26 16:36:39
5773文字
会話率:38%