それは、最後まで救われることの無かった、一部の人間達の物語。
最終更新:2011-09-28 19:27:05
5734文字
会話率:31%
現代からどれほど月日がたったであろうか、科学の進歩とともに、オゾン層の破壊や地球温暖化といったあらゆる環境問題はすでにたいしたことのない問題となりつつある世界、そしてある時から、この世界は新たなるステージへと歩みを進め始めた。
人間の脳、こ
れまで解明されることのなかった人間の最もなぞ多き器官、ある一説では、人間の脳は数パーセントの力しか使っていないというが、それは俗説として破棄されつつある、それは最近の脳科学が異常に発展したためである。
ある学者が言う、人間の脳は百パーセントの力を使い、人体と言う巨大な物を動かしている、そして、その脳があるとき何らかの箍を外し、百数パーセント以上の力を使用した場合、人間は始めて、特異能力と呼ばれるまったく新しい、科学者にとって甘美で至福な謎が生まれるのだ、と。
特異能力、それは魔法であり超能力、太古の昔から受け継がれてきたオカルトとはまさにこれであり、現代の奇跡とはまさにそれである。
新たなる世界へと誘う箱舟がゆっくりと動き出すときがついにきたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-11 18:38:15
13883文字
会話率:48%
人には生まれ出でたときからの欲望がある。限りなくダークな欲望。殺人欲、強奪欲、支配欲。それらは理性という名の鎖で縛り付けられ、基本表に出ない。表に出ても、上手にそれを消化する。できなかった人間の末路は――犯罪者。ただそれは、独りでに成長する
こともあれば、周りの影響をうけて成長することもある。特に――同類からの誘惑の影響は大きい。狂気が狂気を呼び、混同し、その先にあるのは?これは、混ざり合った狂気の中苦しむ、少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-28 20:15:06
21181文字
会話率:27%
たまに、自分の中で訳の分からぬ感情が渦巻くことはないですか?ただ、みんなはそれを制御しながら生きている、だというのに、制御できなかった人間が、ここに、一人――。
最終更新:2008-08-14 23:30:08
2153文字
会話率:6%