無用心な奴だ……。そう思いながらも、駿河秀一は奴から注意を逸らせずにいた。耶崎中の元四神王の一人が話しを聞きたいと水を向けたら、誰だって身構える。名前が知られているのも、やりにくい話しだ。そんな駿河の代わりに、同じことを、相手に警戒心も与え
もせず、奴はやってくれた。騎道若伴。端正な顔立ちに不釣合いな黒縁眼鏡同様、その存在もアンバランスな転入生。この街に起きた不可解な事件を、彼等は追っていた。最後の悲運へのCOUNT DOWN開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-15 09:37:59
38479文字
会話率:41%
関山荘の火事で、騎道と共に焼け出された加納育という少年は、自閉症的状態で自分を閉ざしていた。騎道の願いは、騎道が兄のように思ってきた久瀬光輝と同じ。育を普通の子供にもどしてやること。『異能 サイキック』
二年B組出席番号四十二番。端正な顔立
ちに不釣合いな黒縁眼鏡。稜明学園初の転入生、謎めいた騎道若供は、この秋、学園に騒乱を巻きこす。RIOT NOTE 序奏最後の一幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-21 12:13:33
29540文字
会話率:45%
由緒正しい旧公爵家である藤井家。藤井三姉妹の次女、稜明学園の名華藤井香瑠は、日本的なまさに美姫。対照的に、末妹安摘は中学生三年、現代的な美少女ではある。そのお嬢様の我が儘は、向かう所敵無し。今日の矛先は、騎道にあった。『ピュア・プリンセス』
二年B組出席番号四十二番。端正な顔立ちに不釣合いな黒縁眼鏡。稜明学園初の転入生、謎めいた騎道若供は、この秋、学園に騒乱を巻きこす。RIOT NOTE開演中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-11 21:39:32
9263文字
会話率:51%
黒のスーツに黒縁眼鏡。黒の髪は後ろに撫でられ、黒のスーツケースを片手に持つ。木の看板を肩に、少年は廃品回収いたします。『ごみすてば』の少年と悩む青年の話。
最終更新:2011-02-24 15:02:42
7738文字
会話率:52%