元・修道院の居住部分に暮らす十六歳のトゥインガ・リーゲルは、暇さえあれば『打倒オルハー』を掲げて、剣代わりの庭箒(にわぼうき)で素振りの練習を日課とする男勝りの少女。四つ年上で放浪癖のあるシッカ国のオルハルト王子とは、顔を合わせるたびに互い
に憎まれ口を叩き合う因縁の仲。
そして、トゥインガの前には夜な夜な『謎の美女』が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-16 09:47:43
92672文字
会話率:24%
いつも憎まれ口の掛け合い、イタズラのし合いっこしてる彼に、だぶん恋してるんだと気付いた女の子。そんな女の子と彼の、ふたりの恋が始まる前のほのぼのとしたお話。*少し前に別の作者名でアップしていた作品の転載です。
最終更新:2013-01-04 17:41:40
451文字
会話率:0%
生まれて一年経ってからずっと一緒だった。幼稚園も小学校も中学校も。
一歳違いの幼馴染とは誕生日が一緒。ふたりとも七夕生まれなことから、名前はそれに因んでつけられた。
「七夕ネーム」とからかわれるのが嫌で、ちょっと冷たい物言いになったり、突き
放してしまったり――でも、近すぎて気づかなかっただけだった。
中学を卒業して高校に入ってから、すれ違うことが多くなり、距離が空いて初めて気付いた。好きなんだって――気付いたのに、会えば憎まれ口をたたいてしまう。
俺の恋はどうなるんだろう?
※ 個人サイト【Riruha* Library】にある【Collaboration SS】から短編小説として投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-16 08:11:46
6260文字
会話率:43%
15歳の「みつ」には最近気になる相手ができた。父親の古い知り合いだという居候。憎まれ口ばかり叩いてしまうけれど、頬が赤くなるのは止められない。
けれどみつは知らなかった。その人の裏の稼業を。その人が守ってきた秘密を。
江戸を舞台にした物
語です。時代考証が完全ではないのはご容赦を。
完結済の「サムライ・ラヴァー」という作品と同じ世界の話です。独立した作品にしたつもりですが、書いた順番と同じく「サムライ〜」を先にお読みいただいたほうが、もしかしたら読みやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-07 14:40:52
32393文字
会話率:56%