荘平と静江は中年の夫婦。山間の村でラーメン屋を営んでいる。かつては、隣町の温泉街に向かう客でそこそこ商売していけたが、すぐ近くにバイパスができたせいで、湯治客はバイパスを通ってしまい、客足が遠のき赤字がつづく。静江は店をたたもうと提案する
が、荘平はなんとしてもつづけると言い張って、いさかいが絶えない。
ある日、けんかの売り言葉に買い言葉で、一週間以内に客が来れば商売をつづける、来なければやめると、賭けをする。荘平はすべてはバイパスが悪い、バイパスさえなくなれば客はまた戻ってくると思い爆破計画を立てる。時限装置を作って、建設会社からダイナマイトを盗もうとするが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-02 15:00:04
34529文字
会話率:76%
河原優は、郊外に造成されたニュータウンに住んでいる小学生。新設校で地域の事を知らない児童が多いため、優のクラスでは社会の授業の一環として、地域の事を調べて班ごとに発表する事となった。
その資料調べのため図書室にいた優は、 『泉野村の歴史』
と言う本の中の子供を食うと言う鬼の伝説に興味を持つ。
たまたま、ニュータウンの造成を請け負ったという建設会社の老人に、班の仲間と話を聞きに訪ねた時、鬼の伝説の部分を書いたのは自分で、それは実話なのだと教えられる。 優は、今でも残されていると言う鬼の祠を訪れるが、行方不明者を記した木札に何故か自分の名前があるのを発見する。
その後、塾の帰りに、地下鉄構内で通路から抜ける事が出きなくなった優は、鬼と遭遇する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-05 22:17:33
9264文字
会話率:31%
主人公のワタナベは、建設会社で働くサラリーマン。
出張で訪れた姫路から、暫く訪れることがなかった生まれ故郷の倉敷が思いの外近いことに気が付き、23年振りに訪れることにした。
故郷の倉敷は、ワタナベをどんな風に受け入れてくれるのだろうか。
最終更新:2010-04-08 07:49:37
12789文字
会話率:33%
自衛官だった瀧瀬真はある事件で肉体的・精神的に深手を負い除隊をする。生活をするために上官から斡旋を受けて建設会社へと再就職をするが、「日常」という自衛隊ではありえない生活に困惑しつつも、愛すべきもの、護りたいもの、信じたいものを探し人間的に
成長をしていくオフィスライフです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-30 17:50:29
21972文字
会話率:62%