神が力を振るうが如く人を破壊するから、「破壊神」。武器を持った不良20人を一瞬で蹴散らすほどのケンカの強さ、乗用車を蹴りで横転させるほどの身体能力を持つ倉崎は、そう呼ばれていた。 そんなある日、倉崎は小学生の少女にナイフで襲撃される。「お
前がお兄ちゃんを殺したんだ!」と。 社長令嬢、童顔探偵、通り魔、そして殺し屋。倉崎は、この街の闇と抗争に巻き込まれてゆく…。
自分を襲う相手だけに「破壊」を与えてきた少年が、一人の少女に変えられていく、
そんな物語。
「俺は、壊すことしかできねえ。だから、あのガキを泣かせた野郎は……、容赦なく壊す」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-27 12:47:17
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会話率:38%