時は22世紀、南日本に住むアタラクシアとパルナシアンの手紙のやりとり。
最終更新:2012-03-17 17:15:52
1947文字
会話率:0%
世に伝わる“十二使徒伝説”には、『マタイによる福音書』、使徒行伝』、『パウロ書簡』、『ヨハネの黙示録』等々諸説がある。
狭義にはイエス・キリストの十二人の高弟を指すが、広義にはキリスト教の布教に重要な役割を担った宣教者たち、或はその者たちへ
の称号である。
だが、ここに云う“十二使徒”は、その遥か昔、太古から存在した。
そう、地球の誕生とともに……。
大宇宙の意思、人間によって“神”と呼ばれるモノの意思として存在した。
十二使徒の役割とは……?
十二使徒とは、神の使いか、悪魔の僕か……?
この物語は二十世紀の日本から始まる。
早大の教授で世界的に著名な考古学者谷口和夫(57歳)が、戦国時代の古戦場跡地において驚くべき人骨を発見した。
谷口はローマ時代の古戦場跡から発掘された人骨や中国の"秦"の時代の古戦場跡から発掘された人骨とのある共通点に気づく。
そこで谷口の明晰な頭脳が閃き、世界中の古戦場から発掘された人骨の調査を開始した。
調査を進めるうちに、あっと驚く事実が浮かび上がってくる。
そして舞台はいきなり二十六世紀、四百年後の地球へと移る。
二十一世紀の初頭には七十億を超えた世界人口が、十分の一以下となっていた。
恐ろしいことに、残った人類の二割強が漢民族、つまり中国人なのである。
愚かな人間たちによって、或る男の歪んだ思想が具現化されたのだ。
この時代、当然の如く、数において圧倒的多数を占める中国が世界を支配していた。
その中国の絶対的支配者、御神……
その御神に戦いを挑む謎の一団……
歪められた歴史を正すための聖戦……、果てしなき戦いが、今始まる。
この物語は、時を駆け、次元を超えて展開する空前絶後のファンタジーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-30 06:00:00
24696文字
会話率:42%
イエス・キリストがこの世界に光臨して、約2000年後、再び神が光臨した。しかし、光臨したのはデータの世界だった。
神は世界を変えた。
神が光臨してから、何年後、一人の少年は世界から隔離された場所で目が覚める。一人の少年は抜け殻だっ
た。
同じ日、もう一人の少年が目を覚ます。森の中、彼はしゃべる狼によって育てられていた。彼は光だった。
そして、深い闇の中、闇が生まれる。
光と闇が争うとき、破壊が起きる。
虚無が取り戻せなければ、全てが無くなる。
狼が光を導く。
神が闇を導く。
友が無を導く。
伝説が彼らを呼んでいる。
光と闇の大きな争いが今、伝説になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-24 16:01:36
1039文字
会話率:6%