ヒースクラウト王国に暮らすナユタは、男性過敏症だった。
男性に触れるだけで発作を起こし、失神してしまう。
気になる人ができた年頃のナユタは、自分の体質の原因は、記憶のない幼少時に関係があるのではないかと疑い、兄アベルと話すために家を出る。
しかし、久々に会った兄アベルは、お嬢様学校で女装教師になっていた。
更に、その学校はお嬢様とは名ばかりの女装「法術師」養成学校も兼ねていた。
事情を知らないナユタは女子高だと思い込んでいるのだが……。
女子高とはいえ、ほとんど男の子ばかりなのでノリは男子校に近いかと思います。
ライトな感じなので、男性でも読めるかなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 02:16:46
118851文字
会話率:48%
昔語りを始めましょう。これは笛を愛した少女と、それを愛おしんだ神霊の恋物語。
数えで13になる少女笹は、幼いころからの笛好きで毎日のように作っては吹いているため、両親や村人からは笛狂いと謗られていた。ある日、笛狂いのせいで嫁に行けなくなるこ
とを恐れた父に、家から放り出される。
泣きながらたどり着いた森の奥で出会ったのは、白い髪に瑠璃の瞳をした声を持たぬ少年だった……。
初投稿になります。暖かく読んでいただければ幸いです。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 21:21:31
48522文字
会話率:23%