たいこ 小説家になろう　作者検索

夜、開け放した窓からいつもの彼がやってくる。高校受験を控えたリエは、彼にいろいろと聞いてみたいことがあった。

今なら言える気がする。今だから言わなければいけないように思う。だから、言おうって決めた。河田くんにだけでも伝えたいこと。それを今、手紙に書いて送ります。

本当に伝えたいことがある。言わないで後悔するより、言って後悔したい。

僕は柿沼良介。一見ごく普通に見える高校二年生だが、僕には幽霊の姿が見えるという特別な能力がある。ある日、ゆうりという小学生の女の子の霊が僕の前に現れた。彼女は僕に頼みたいことがあると言って僕につきまとってくる……

僕は伝えたいことがある。しかし今日は卒業式伝えるのは今日しかない…はたして告白は成功するんだろうか…

不安と期待いっぱいの高校生活のはじまり。やりたいことなんかとくになくて、なんとなく過ごしてた。先輩の背中に想いを乗せて、不器用に恋をした。

学ぶ、学べる。しかも一番僕が知りたいことを。最高の学校生活の始まりの始まりの話。