大衆の日常の中で、非日常の日々を過ごしていた藤堂は、非日常の中にある日常へと足を踏み入れていく。そして、特に考える事もせず、次第に日常のスケールだけがただただ、膨張していく。
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これ、もとにして長編でも書ければいいな。物語というよりも
断片的に思いついた話をつなぎ合わせただけです。しかも山も谷もない。全てが中途半端。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-03 21:23:07
15819文字
会話率:18%
「…やっぱり、紅茶の香りだ…」僕は、その甘い紅茶に誘われて、庭園をさ迷っていた。なぜこんな場所にいるからといわれると、たしかに、不信である。あたりは、木々や、花で埋め尽くされて、色とりどりのこの空間に、一つだけ、動きを見せるものがあるのだ。
そんな世界を、ただ香りにつられて来た僕は、一歩、また一歩と、足をのばし、力強く踏み、そして、先を急ぐ。そうしている内に、香りが、段々と、強くなっているのがわかった。「近いみたいだ…」そして、辿り着いた。そこは、言うならば、庭というよりも、大きなお店。花屋さんが、いいたとえとなる。だが、実際そこにいたのは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-08 23:20:57
5682文字
会話率:29%
津軽京介はある日、幼馴染の如月花凛に告白される。京介にとって、花凛は女というよりも男友達のような存在であり、戸惑うのだが……。その夜、全てを引き裂く出来事が京介達を襲う。
最終更新:2008-06-20 13:40:08
16885文字
会話率:41%
一年前から雄飛は不思議な「猫の夢」を見る。正確には「猫」というよりも叔父の「修一」の夢だ。【この作品は5分企画参加作品です】
最終更新:2008-06-16 16:29:57
2388文字
会話率:47%
私というものを知ってほしくて。というよりも、どこかの誰かがこういうことを考えているということも、少しだけでもわかってほしいというものです。
最終更新:2008-04-16 20:35:28
754文字
会話率:0%
小説というよりも小話です。物語というよりも詩に近いです。
最終更新:2008-04-05 23:24:10
1194文字
会話率:0%
目を開けると、そこは白い世界。地平すらないそこは、神秘的というよりもむしろ不気味だった。そして、頭に響く心地のいいソプラノ。言われたとおりに目を閉じると、今度は黒い世界。全てのモノの輪郭は白、中は黒。写真のネガのような感じ。声の主は目の前に
いた。西洋系の顔立ち、腰ほどまである髪、長いまつげ。風もないのに揺れるそれは、彼女の優雅さを際だたせていた。そこで俺は、死を宣告される・・・おねえさん、冗談きついっすね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-06 22:43:00
87669文字
会話率:26%