癪に障ることがあったときに一気に書いたものです~。
楽しい気分で読んでもらえるとうれしいです。
最終更新:2016-08-18 13:37:15
33341文字
会話率:47%
善意は悪意の上に存在している───
その言葉は男を呪いのように縛り付けていた。
ここはエーゼル公国主要都市「ラ・クロークハーツ」
金、名声、権力全てが手に入る場所。
人々はここに野望を、成り上がりを夢見て足を運ぶ。そして敗れ、去る。
力あ
るものしか存在が許されない弱肉強食の場所で悪名を轟かせる傭兵「カニバル・ドット」
その男、漆黒の髪を無造作にオールバックで固め、背中の相棒は傷だらけの細身の大剣。
気にいらない者、癪に障る者、邪魔をする者、全てを切り捨る。
これは、そんな悪の大本山の様な男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-25 18:56:03
4647文字
会話率:37%
「ラーメンが好きなんだね」
僕はその問いにはっきりとは返さなかった。というのも、僕はラーメンが好きだから食すのか、ラーメンがあるから食すのか今ひとつわからなかったからだ。
「一般的に言えば好きかもしれない」
「特殊的に言えば違うみたいだね
」
それには何も答えず僕は箸に絡みついた麺を啜った。それでは物足りずにどんぶりごと汁を過去を洗い流すように飲んだ。
「身体に障るぜ」
「ねえ」僕はひと呼吸おいて「僕がラーメンを食べる理由はわからない。それは認める。だけど、少なくとも、健康になりたいからではないんだ。だから余計なことで僕を苛つかせないでくれ」
「それは可笑しい。きみは生きるためにラーメンを食す。それにも関わらず不健康のために命を削ったら意味なんてないじゃないか」
「食えるときに食わなければ明日にもぽっくり逝っちまうかもしれない」
僕は箸を置いた。今を生きなければ僕はこの箸を置くことすらできないのだ。
「僕は長生きをしたいわけじゃないんだ。今を生きていたいんだ」
「今の積み重ねが未来につながる」
「人はひとりでは生きてはいけない」
「?」
「僕はこの店にラーメンを食べさせてもらっている。そうだろう? だけど、食べる人間がいなければラーメンを作る人間が食いっぱぐれる。僕は人間である限り誰かが創ったラーメンを食し、ラーメンを創る人間を食わせなければならないんだ」
厨房に目を向ければ還暦をすでに過ぎ去った老職人が我々の目も気にもとめず、スープを見据えていた。それは単なるスープではなかったかもしれない。未来であり、過去であったのかもしれない。
僕はそんな老体に涙ぐみたい気持ちになった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-03-02 14:29:48
525文字
会話率:0%
この森では、物がなくなる。恐ろしいね。そしてこの森、もちろん人もいなくなる。トラウマで悪夢の様だ。絶対来るべきでない。何? この森に入った奴がいる? 自己責任だ。知らない。そいつが悪い。
Y・Tちゃん、おめでとう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-25 00:00:42
4863文字
会話率:38%
成人式に出席すると、明らかに何かが足りない気がする。無いなら無いで気になって、有るなら有るで気に障る何かが。
最終更新:2015-02-13 23:13:37
2943文字
会話率:14%
不安の音がする、この胸から
最終更新:2014-11-10 08:33:25
225文字
会話率:0%
──これは、まだ大人になれてない子ども達の話。
いや、子どもと呼んでいいのかは分からない。怒られてしまうかもしれないからね。
あの子らに怒られるのは…、大人の自分としては、ちょっと気に障るんだ。
……ああごめんよ、そんなつもりじゃ
あなかったんだ(笑)
君もこんなこと無いかい?…あ無い?それじゃあ、君もあの子らと一緒だね。…なんだか羨ましいなぁ。
─さてと。
あの子らの生活、それぞれの生活、昔話。
理解してくれたらうれしいな。
……よろしく頼むよ。
──×××××××折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-25 21:15:40
670文字
会話率:35%
24年の人生で、私悪いことしましたか?落下した世界の先で私を拾った男が言った、「こんなところで何をしているのですか、若気の至りもほどほどに、少年」―――――――――女だよ、私は!仕事柄、女を怠けたことはない!自分から訂正するのは癪に障るし
、せっかくわかくみてくれたみたいだし…いっか。 そんな私の図太い異世界生活。 暇な人だけ見てってください 初投稿です、よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-08 22:41:18
1521文字
会話率:3%
気が付くとそこは見慣れない部屋。
「皆さんは~厳選な審査の結果~選ばれちゃいました~☆ここからでるには~負け続けるしかありませ~ん☆出られなかった人はどうなっても知りませんよ~www」
癪に障る主催者。
さて主人公はここから出ることができる
のか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-15 12:24:04
2954文字
会話率:45%
私はこのサイトの小説が好きで、こんな面白い小説を書いてみたいと思い投稿を始めました。
文章や書き方に関して思っている事や思いついた事を何となく書いてみようかなというのが本作です。
私の文章力は皆無だし、別にこれを読んで文章力が上がる訳で
はありません。
気に障る方がいましたら心よりお詫び申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-05-27 09:28:00
1606文字
会話率:3%
「フツーの恋ってヤツ」からスピンアウトしました。それよりも何年か後の、同じ会社でのお話です。登場人物は、一緒です。
あたしと彼は長いこと「そういう関係」で、誰もそれを知らない。進展もなければ、後退もない。そこまで深いオツキアイでもないしね
。だけど、なんだかちょっと微妙な感じ・・・「デキる男」は何考えてるのかわかんないし、そんなヤツに気を許すのも癪に障るし。
長い春なのか惰性なのか、何も考えずに続いてきた二人のラブストーリィです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-20 08:24:59
22251文字
会話率:22%
隣のクラスに対抗し、とんでもなく恐ろしい出し物をすることになった文化祭。そこで僕はクラスメイトの女子の気に障ることをしたらしく……。第八回電撃掌編王投稿作(選外)
最終更新:2007-08-10 22:53:32
1916文字
会話率:25%