『 紅の挽歌 』
人気ミステリー作家の遺作を巡る超難事件を解決してから、ちょうど丸二年が経過した頃、お蔵入りしていた作品を、何者かによって奪われていた。
世間的に死去したことになっているミステリー作家の素顔を暴くため、何者かが個人
探偵を雇った事が発端で、事件はゆっくりと動き出すのである。
事件は前編と同じく、手紙による犯行声明文から発生する。
その内容とは、文豪の作品だけではなく、文豪の師匠作品をも利用し、世の中を混沌の渦に巻き込む計画であった。
互いの知能指数を推し量りながら、次の一手を読み、攻防を広げる佐久間と犯人。舞台は、新天地や旧舞台に跨ぎ、真相へと導かれていく。
真犯人の心を最期に読み解いた佐久間の心境と行動とは?
より複雑化した新たな難事件を紐解き、真相究明を進めることが出来るのか?
前編と繋がりが深くなる作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-02 23:29:00
220580文字
会話率:51%
表向きは普通の孤児院。しかし本当は知能指数の高い子供だけを集めた実験場であった。親に捨てられ、売られ、攫われ。経緯は違えど一定よりも高い知能を持った子供だけがそこにはいた。名前は奪われ戸籍上存在しないとされる彼らは後天的にサヴァンと同じ能力
を与えるために集められた。繰り返される投薬。不適合であれば命を落とすこともあるその薬は未完成品であった。芳しい成績を出せなければ最後は解剖され標本となる。人権など存在しない。
主人公、糸月はそこの最後の生き残りとされている。施設の子供達があるとき反旗を翻し脱走したのだ。糸月はその時に逃げなかった。火事により施設は燃え、子供達は死亡したということになっている。焼け跡からは多数の骨が検出されているためそれが事実とされ逃げ出した者がいたことは知られていない。これにより計画は凍結され、すべては闇に葬られた。上層部により計画は隠蔽され真実を一般市民は知らない。ただ孤児院が焼け子供達が死んでしまったというのが世間の認識である。
唯一生き残ったとされる糸月は警察関係者に引き取られた。
彼が高校2年のある日、事件が起こる。
それはただの殺人なのか。それとも......?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-14 16:04:15
3093文字
会話率:33%
スパイス...それはインド周辺から伝わったとされる魔法の香辛料である。
このスパイスというものはカレーなどに多く使われ、種類も豊富だがあまり知られていない事がある。そう、それは人間の知能指数すなわちIQを一時的に上げるとされていることだ。こ
んな魔法のような代物をただの馬鹿がつかったとしたらその馬鹿はどうなるだろうか。おそらく馬鹿という肩書きから這い上がれるのではないだろうか。
花扇高校(かせんこうこう)に通う高校一年生鹿崎峰人(しかさきみねと)は学校内で馬鹿として有名である。彼は些細なことであるものを手に入れ、馬鹿から這い上がろうとする。彼女に追いつくため。果たして鹿崎峰人は馬鹿を卒業できるのだろうか。
今までに見たことないであろう、スパイスを使った学園コメディー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-20 11:47:39
15248文字
会話率:40%
レジェンド・ソウル・オンライン。通称LSOは正体不明の世界初のVRMMOゲームだった。
高城久志は、高いレベルの知能指数を持っているが、コミュニケーション能力はお世辞にも低かった。そのため、現実でもゲームの中でも天才が故に酷いものだった
。
そんな時、LSOのことを取り上げられたニュースを見つけた。内容はゲーム空間に飛び立ったプレイヤーたちがいつになっても目覚めない。だから、救助隊を募集して救助してほしいとのことだった。
まだ高校生の高城は報酬に目が眩み、キュウというプレイヤー名で救助隊に参加するのだった。
しばらくの間は、毎日投稿予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-03 21:06:12
29494文字
会話率:48%