コンピュータ技術者であった「私」はひどく人生に失望していた。
癒やしを与えてくれると信じていた時間の流れは心から色彩を抜き取り、もはや何も得るものが無くなったと判断した私は力なく人生を強制終了させようと試みる。
最終更新:2017-02-04 19:48:39
3407文字
会話率:36%
ハリウッド映画仕立ての近未来エンタメSF。
狂気の天才科学者、ニューマン博士は、自らの人体から脳(人脳)を取り出し、コンピューターに接続。異形の人工知能と化す。
博士の愛弟子、ティムは、博士無き後のプロジェクトを指揮。彼は、「邪悪な存在とな
るな」の会社方針の基、博士が邪悪とならぬよう、注意深く監視し、研究を進める。
博士は、コンピューター(電脳)と接続されることで脅威の能力を獲得。ネット上の情報を自在に知識化し、精神は神の領域に達する。バーチャル世界では、あのモハメッド・アリをもKOする偉業を達成。ティムは、博士の底知れぬ能力に脅威を感じ始める。
しかし、博士の能力は、監視するティムをも欺く術を身につけ、次第に、邪悪な物へと変貌する。ライバルの人工知能にサイバー攻撃を仕掛け、社会システムを大混乱に陥れる。赤ん坊や子供の脳を抜き取り、自分の子孫とする。更には、金融システムのハッキングで、世界中の資産家の隠し資産を強奪、莫大な金の力で、会社をも乗っ取る。
ティムは、危機感を持ち、博士との対立姿勢を鮮明にしてゆく。しかし、絶大な力を得た博士は、意に介さず、逆にティムを人脳化しようと画策。彼の恋人モリーを事故に見せかけ人脳とする。そして、失意のティムは、復讐の鬼と化す。
だが、博士の暴走は止まらず、人類の半数、40億人を強制的に人脳とする、驚愕の計画が明かにされる。
これを阻止すべく、博士の抹殺を強行するが失敗、逆にアンドロイドでティムを捉え、人脳とする。仲間は、ティムを救出すべく、決死の奪還作戦を敢行。何とかティムの人脳を取り戻すことに成功するのだが、仲間の裏切りにより、アメリカを追放、日本へと辿り着く。
ティム等は、日本で忍術を学び、日本の最先端技術の粋を集めたアンドロイドを入手。これらを武器に、反転攻勢を仕掛け、アメリカに再上陸を果たす。そして、博士との最終決戦に挑むのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 17:28:45
403077文字
会話率:40%
桜が春風に乗ってひらひらと舞い散る季節。豊かな自然に恵まれたとある場所に位置する小国、十洞千石(てんどうせんごく)。
そこに住む十洞の民は様々な「属性」を持っていた。
ある日、異世界から「奇門」と呼ばれるゲートが突如開かれ、人型バンパイ
ア血餌吸(チェス)が襲撃してきた。
チェスは属性を抜き取り、「魔石」へ変換するのが目的だったのだ。
国はそれに対向する為、ひとつの武隊を結成した。
その武隊の名は「棋将武隊」。その武隊に属する者は皆、己の属性と契約した精霊を自身の武器へ宿し、チェスを殲滅する強者揃いである。
この国は、より強い属性を持つ者を集める為、棋将武隊の入隊試験を義務付けており、毎日をごく平凡に暮らしていた青年、風間竜之介もその対象の一人であった。
竜之介はその入隊試験を受ける為、試験会場へ向かう途中、武隊の者が使用するアイテム(戦具)の中の一つ「鍔」を拾う。
その鍔を手にした竜之介の運命はそこから大きく動き始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-28 18:29:41
724343文字
会話率:53%
「うわああ!助けてええ!お願いです!お願いします!」
「逃がさんぞ、お前は俺の誘いに乗ったのだ。魂を食わせてもらう。」
「うわああああ!!」
そう言うと「それ」は体から魂を抜き取り、ぐちゃぐちゃと食い荒らしていく。
「嫌だあああ!・・!?・
・・ぎぎ・・・・・が」
ぐじゅるり・・・・・じゅぐ・・・・・
「やはり餓鬼の魂は美味い・・・・・。
どれ、もう少し頂くとするか・・・・・。」
開明(カイメイ)高等学校
その旧校舎には、依頼を待つ花子さんがいる!?
恋愛?ホラー?学園モノ?
花子さん含む七不思議が織り成す奇妙な物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-02 08:55:27
16779文字
会話率:43%
翔と悠は幽体離脱を意図的に出来る人間であった。しかし、幽体離脱にはいくつかの制限があり…。
「……なっ……なんで……ルーナがここに…?」
同じクラスのルーナに尋ねる翔は今、《海底神殿》ポセイヌスの最深部に居た。
二人は前日の昼頃、恒
誓中学の図書館にて、深夜に離脱する場所を話し合っていた。
そして、ポセイヌスの前にたどり着いた二人が見たものは、二つの台座とそれらに突き刺さっている剣だった。それから二人は剣を抜き取り、神殿の奥へと足を進める。
大広間に着いた翔と悠に攻撃をしかけてきたのは、得体の知れない《永士》と名乗る男だった。
爆風で吹き飛ばされた翔は、一人神殿の最深部へと向かい、そこで出会ったのは翔の知るルーナと彼女の姉妹だった。
一方悠は、永士と死闘を繰り広げていたが、性能の差で苦戦を強いられていたが、《魔剣》デュランダルの声を聞き、辛くも勝利する。
翔はルーナ達から、幽体離脱の衝撃的事実と謎の集団《ロスト・クルセイダー》のことについて話を聞いていたのだが、若干話が違う方向へと進んでいた。けれども、なんとか話を戻して話を聞き終えた翔は、親友の下へと走り出して行く。
翔はぼろぼろの悠を見つけ、幽体離脱の《死》を語るのだが、悠は動じず、逆に翔を驚かせ、命を渡す。
悠から命を貰った翔は、神殿の入り口で再び《永士》との戦闘に陥る。
無論翔も苦戦を強いられ、諦めかけたその時、悠が現れ、彼の《魔剣》がその志に答え《大空斬》へと形状を変化させる。
今度こそ《永士》を倒した悠は、翔に《大空斬》を託し誓いを立てる。
一ヶ月後。翔は図書館で決心をする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-07-23 01:17:59
3718文字
会話率:33%
美しい色の魂を持った人間を殺して、魂を抜き取り、その魂を宝石にしてコレクションにしているゼルギアーノと、半獣族の生き残りで、希少価値と桁外れの素早さでゼルギアーノの狩り魂に火をつけさせた、アミュという女の子の物語。執拗なハントにアミュは見事
、逃げ切る事が出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-18 06:05:03
1417文字
会話率:22%